はじめに
今回ご紹介する「すそのフィッシングパーク」さんは、静岡県裾野市に位置する富士山の裾野に広がる大自然に抱かれたロケーションの良い釣り場です。
2003年にオープンして以来、大型トラウトが良く釣れるコンディションの良いエリアと評判の管理釣り場。
湧き水利用の為、夏場でも水温が安定しており一年を通して魚の活性は高いように感じます。
もともと冷水を好むトラウトですから、どんなに放流量が多い優良エリアでも水温が安定せず高水温になると魚の元気が無くなるのは致し方有りません…。
2021年7月には豪雨による水害で一時営業を中断しておりましたが、同年9月より再開し現在に至ります。
東名高速の沼津インター・裾野インターより車で約15分の場所にあり、ニジマスの管理釣り場として大人気の釣り場なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
混雑状況
人気ゆえに混雑は避けられませんし、場所の移動が出来なければ思うような釣果に繋がらない事もあるので「釣れない」と評される事もあります。
そんな身動き一つ取れない状況でも安定して数を釣る為のポイントや方法、ルアーローテーションを徹底検証致しました。
小学生でも50匹釣れたので、釣りの腕前よりルアー選びが重要だと考えます\_(・ω・`)ココ重要!
使えるエリアを探す方が難しい「フェザージグ」でも、みんなが使えば魚はスレ(釣れなくなる)ます。
その日そのエリアで誰も使っていないルアーを使えば、フレッシュな反応が見られるという事です。
記事の前半部分は初めて行かれる方の為に施設のご紹介です(公式HPにバーベキュー場の案内がありますが、すでにBBQ場は閉鎖されています)。
具体的な釣り方や必釣ルアーは記事の中盤にございますので、目次からジャンプして頂けると1万文字程度のライトな記事となります笑。
では、実際に釣りに行った際の流れに沿ってご紹介致します♪
放流状況
公式HPには、放流のタイミングや回数などの記載はありません。
少し古い(最終更新2019年)情報ですが、すそのフィッシングパークさんのブログ「あれこれ日記」には、
入場者数を考慮して平日2回(ミックスポンド1回)、土日は4回(ミックスポンド2回)
とあります。
放流時間などは状況により変更があるようで、詳細は受付のホワイトボードに記載がありました(上の写真参照)。
どんなに魚が真っ黒でも、まだルアーを見たことがないフレッシュな放流魚の食いつきには敵いません。
放流回数が多いことも、お子様や入門・初心者に優しいエリアだと言えますね♬
営業時間
すそのフィッシングパークさんの営業時間は4月〜11月(夏季)はAM8:00〜PM20:00。12月〜3月(冬季)はAM8:00〜PM19:00です。
他のエリアに比べ、朝が遅めなので家族連れには優しい気がしますね。
ただし、受付でポールポジションを取るためには、開園2時間前でも難しいと伺いました。
子供連れで2時間待つのは…無理ゲーですね笑。
定休日は1月1日と、8月を除く第3木曜日(祝日の場合は営業)。
そのため、お休みが取れるのであれば金曜日がおすすめです。
どのエリアも共通ですが、定休日の翌日は魚に掛かる人的プレッシャーが抜けて、トラウトの活性は比較的良好です♪
学校を休ませてでも金曜日に釣行…冗談です(*ノω・*)テヘ
場所取り禁止
公式HPにも記載がありますが、受付前に各池に荷物を置いての場所取りは禁止となっております。
2019年に更新が止まっておりますが、すそのフィッシングパークさんの「あれこれ日記」に記載がありましたので引用させていただきます。
場所取り禁止について
引用元:すそのフィッシングパーク「あれこれ日記」より
開店前の釣り座の場所取りは禁止です。受付前にお並び頂くか、開店まで車などでお待ち頂く場合は荷物等を置いてお待ち頂いても構いません。
但し、トラブル防止のためお一人様1つの荷物(5人分のときは5つ)を置くようお願い致します。荷物等の紛失は一切責任を負いませんのでご了承下さい。
入り口ロープ開放前に受付に置かれたお荷物については無効となります。スタッフが解放後(4時頃)入場できます。宜しくお願いします。
一般的には、ラバーネットを受付に並べているようです(一目で自分のモノだとわかるアクセサリーを付けておくと良いでしょう)。
何時頃並べばポールポジションが取れるのか…。
前に並んでいる人に「何時ごろ並びました?」と聞いても、誰も本当の事は教えてくれないでしょう笑。
それより早く来られたらイタチごっこですからね…。
ちなみに釣行当日は春休み。
平日でしたが8時30分に受付を済ませ、2人分の入漁券を購入。よく見てみると【95】【96】の印字がありました。
ざっと各ポンドを見て回ると、通し番号だと推測出来る程度(100人)はすでに釣りをしていました。
本気で釣り場を確保するなら、2時間前はあながち大げさではないようですね…。
SNSでは5時に受付に到着して5番目…という報告もありました。
駐車場
駐車場は入り口に面して受付に近い第一駐車場(30台)と、受付を過ぎてミックスポンドに隣接した第二駐車場(60台)の2箇所です。
春休みとは言え、平日の9時で入場者数100人近く居ることを考えると、GWや夏休み等の繁忙期は車も停められないのでは?
早めに現地に到着するよう予定を組む方が安心ですね!
受付
第一駐車場から見える場所に受付があります。
幸い到着が遅れた「みらどり」は並ばずに入漁券を買えましたが、繁忙期は長蛇の列で釣り開始まで時間が掛かりそうです。
なるべくスマートに受付を済ませるため、あらかじめ料金表を確認しお釣りのないように支払うのが大人の嗜みですかね笑。
ちなみに、一日券を購入するとカップラーメンが付いてくるので昼食には困りません♪
いや、足りないか…。
料金表
ちょっとお高めな料金設定だと思いますが、このご時世値上げは致し方ありませんね💦。
親が釣りをせず、小学生に釣らせるだけであれば「付き添い入場OK」なので2750円で子供は一日楽しめます♪
付き添い入場についてお電話で確認した所
とのご回答を頂きました。
まぁ、目の前に魚が真っ黒に泳いでいるのに、竿を握らない事は不可能ですけど笑。
子供の釣りの面倒を見つつ、自分も釣りをするのは非常に困難ですが…二人分1日券を購入しました!
ルアー・フライ
一般 | 女性 中学生 | 小学生 | 身障者 手帳 | |
---|---|---|---|---|
1日券 | ¥5,450 | ¥4,500 | ¥3,050 | ¥4,050 |
6時間 | ¥4,800 | ¥4,000 | ¥2,700 | ¥3,550 |
5時間 | ¥4,300 | ¥3,650 | ¥2,500 | ¥3,400 |
4時間 | ¥4,000 | ¥3,350 | ¥2,350 | ¥3,050 |
3時間 | ¥3,550 | ¥3,000 | ¥2,150 | ¥2,750 |
2時間 | ¥3,100 | ¥2,700 | ¥1,900 | ¥2,450 |
1時間 | ¥2,600 | ¥2,300 | ¥1,650 | ¥2,150 |
氷は2杯まで
まぁ、足りませんね笑。
基本的にはクーラーボックスの内容量の20%の氷が必要になるので、10Lのクーラーボックスをお持ちでしたら2L、30Lのクーラーボックスなら6Lの氷が必要です。
どんなに高価なクーラーボックスも
魚を持ち帰る予定がある方はクーラーボックス&氷は必需品です。
あらかじめ氷を準備し、受付の氷は追い足し程度に頂きましょう♪
バーベキュー場廃止
これ、知らない人が多いと思うのですケド…。
すそのフィッシングパーク公式HPにもバーベキュー場の記載が残っていますし、色々なサイトで紹介されていますからね。
2022年3月現在、バーベキュー場は撤去され、魚さばき場と休憩施設に変更されております。
スタッフにお話を伺うと、コロナ禍でBBQを自粛してから2年間は営業を休止していたそうですが、水害をきっかけにさばき場に変更。
今後BBQを再開する予定は無いとの事でした。
食育の一貫で、子供に自分で釣ったニジマスを焼いて食べさせたいと考えていたのでとても残念ですが致し方有りませんね。
ただ、収容人員に対してさばき場は少ないエリアが多いので、魚を持ち帰る釣り人にとっては良い変更かもしれませんね♪
魚さばき場
とても清潔で、まな板、包丁が備え付けてある魚さばき場です。
利用時間はAM8:00〜PM18:00。
なんと7箇所も流しがあるので、待ち時間の短縮に繋がります。
「魚以外のゴミを入れないで下さい」とあります。
特にゴミ箱が設置されていなかったので、魚から出たゴミは下のザルにガンガン流してよさそうです。
「みらどり」は15時に利用させて頂いたのですが、ゴミがほとんど無かったので適宜清掃しているのでしょう♪
水中キープ禁止
すそのフィッシングパークのレギュレーションに、水中キープ禁止とあります。
他のエリアではあまり見かけないので戸惑いましたが、釣れた魚はクーラーボックスで保管するしかないようですね。
鮮度良く持ち帰るには、シメた後すぐに血抜きをしてクーラーボックスに入れたい所ですが、塩焼きにするならそこまでこだわる必要はなさそうですね。
一目で赤身とわかるような魚が釣れた時はお刺身にしたいので、釣りを中断して「さばき場」までダッシュするイメージトレーニングをしましたが…。
お刺身で食べるくらい鮮度を保つ為には、釣ったらすぐに「さばき場」でハラワタと血をキレイに洗い流し、ジップロックなどに入れて氷でガッチリ冷えたクーラーボックスに入れる必要があります。
釣り場のポジションと、さばき場までの距離をあらかじめ考慮し、ぜひ赤身が釣れた時のイメージトレーニングをしておいて下さい!
釣り人限定!最新のニジマス持ち帰り方はこちらの記事をご参照下さい👇
みらどり 管理釣り場の赤身トラウトを、誰でも簡単に熟成魚にする「美楽式(みらしき)」がついに完成しちゃいました!津本式のような「究極の...」とまでは言えませんが、とても手軽に熟成トラウトのお刺身を楽しむ事が出来ますよ♪ […]
トイレ
すそのフィッシングパークには第一駐車場(受付付近)の奥にある「昔ながらのトイレ」と、エリアの中間に位置する「綺麗なトイレ」があります。
どちらも水洗トイレでウォシュレットは付いていますし、これなら女性でも安心ですね!
ただし、「昔ながらのトイレ」は…内部の写真掲載を自粛させていただきます
(´>∀<`)ゝオサッシクダサイ。
レギュレーション
ルアー・フライのレギュレーションは下記のようになっております。
- 入漁証はお1人様のみ有効です。又貸し・譲渡・転売は禁止です。
- 場所取りは禁止です。
- バーブレスフックのみ使用できます。トリプルフックの使用は禁止です。
- ワーム・ラバージング等、ソフトルアーの使用禁止。
- ビク・スカリ・ストリンガー・フィッシュクリップの使用禁止(水中でのキープ禁止)
- イトウのキープ禁止。
- 帽子・サングラスの着用。
- 釣った魚をエリア外へ放流しないで下さい。
- お持ち込み頂いたお弁当やペットボトルの容器はお持ち帰り下さい。
- 小学生以下の入場は保護者の同伴が必要です。
- 釣りをされないお子様が釣り場に入ると大変危険です。保護者の方は釣り場外で面倒を見て下さい。
- 場内における車両事故・盗難・ケガ、その他のトラブルに関して一切責任を負いません。
注意する点は、水中キープ禁止と、イトウのキープ禁止(イトウがわからない方は、上の画像をご参照下さい)。
持ち帰る予定のある方は氷でガッチリ冷やしたクーラーボックスは必需品となります。
ただし、お刺身で食べる赤身が釣れた場合は、即さばき場にダッシュしてハラワタを抜き血抜きをして釣りたての鮮度を維持しましょう♬。
また、帽子とサングラスは事故防止の為にもお子様には必ず着用させて下さい。
魚とのファイト中、針が外れたルアーが一直線に顔(目)に向けて飛んでくる経験を何度もしています。
出来れば子供用の偏光グラス(サングラスは光量を減らすだけ)をお持ちいただくと、紫外線で目を傷めず、水中の魚も見やすくなるため集中力が続くと思います。
偏光度99%(乱反射を抑える能力)で可視光線透過率30%(明るいレンズ)以上がおすすめです。
安価なモノでも紫外線はカット出来ますが、レンズが歪んでいれば長時間の使用で頭が痛くなる場合もありますので注意が必要です。
また、レンズカラーは明るくて万能なブラウン系を選べば間違いありません。
さすがに子供用でそこまで高性能なレンズはありませんが、参考までにコスパの良い視泉堂の偏光グラスを貼っておきます👇
使用タックル
今回「こみらどり」が使用したタックルは、以前クリスマスプレゼントに無理やり「みらどり」がサンタさんにお願い(子供の意見は聞かず)した下記タックルです。
レンタルタックルで釣りをしても優良エリア「すそパ」なら釣れない事はありませんが、マイタックルというのはいくつになっても嬉しいものですよね♪
それぞれ詳細は別記事(下の商品リンクの緑のボタン)にございますので、お時間のある時にでもご確認下さい。
すそのフィッシングパークはクリアポンド、マッディポンドに至っては子供でも十分大型ニジマスが釣れるほど魚影は濃いです。
ラインブレイクで子供の残念な表情を見たくない方は、竿・リール・糸はしっかりと準備してあげましょう♪
また、ミックスポンドやストリームエリアで小型のニジマスを数釣りをする場合も、太すぎるライン(1号以上)では数釣りは難しいと思います。
リールの性能は細い糸を使ったときに表れます。
安価なリールだとドラグ性能(糸が切れる力の前に滑り出す機構)が悪いので、不意の大物に糸を切られます。
大物とのやりとり中のラインブレイク(糸が切れた)の脱力感といったら…。
すそパは初心者でも大物がヒットする可能性が高いので、竿はともかくリールはナスキー以上が良いでしょう♬
偏光グラスの重要性
この記事のタイトルにある画像も偏光グラス越しに撮影したものです(裸眼だとあそこまで鮮明に魚は見えません)。
竿・リール・糸の他に、偏光グラスもとても重要なタックルの1つ!
上の比較写真のように、裸眼の見え方(左)と偏光グラスを掛けた時(右)の見え方の違いがイメージできますでしょうか?
「みらどり」が撮影に使ったのは最高峰の偏光レンズですが、天候によってはコスパの良いレンズでも同じように見えるモノもあります。
また、偏光グラスが一番良く見えるのは45度から水面を見たときですし、偏光度やレンズの明るさの違いによっても見え方がまったく異なります。
水中の魚が見えるというのはとても大きなアドバンテージです。
まだ最高の1本に巡り会えていないのであれば、こちらの記事もご参考下さい👇
みらどり いやぁ〜、タイトル画像を見るとつくづく無駄使いしたと思いますね...涙この記事にたどり着いたあなたも偏光グラス選びで迷っているのでしょうか?だとしたら、「みらどり」のように迷宮に入り込む前にバシッと最適な1本に巡り合って欲しい[…]
ポイント概要
すそのフィッシングパークの大まかなポイントは上のマップのようになります。
写真にある矢印→は、受付にいらっしゃったスタッフにうかがったお話を元に「みらどり」が入れたオリジナルの図です。
ポンドに向かっているのがインレット(池に水が入る所)。ポンドから外に向いている矢印がアウトレット(池の水を抜く所)です。
ミックスポンドのインレット
目で見てわかる場所は、後述のグーグルマップに写真入りで添付しましたが、一番長くて太い矢印は、スタッフ曰く
「イケス周りのクリアポンドに流れ込んでいる所から、地下に配管を埋め込んで一番下のミックスポンドに水を直接送り込んでいる」
との事でした。
その水がミックスポンドのどこから出ているのかはスタッフもわからないそうですが、池の中から出ているのは間違いないようです。
全体的な状況としては、水害以降水質は戻っているようですが、いかんせん底の泥までは抜けきっていないようで、以前ほどボトムが効かない印象がありました。
それでも魚影は相変わらず濃いので、うまく魚の溜まっているポイント(イン・アウト付近)がキープ出来れば一日釣りになる感じです。
ただ、ミックスポンドだけはどこでもコンスタントに釣れている印象を受けたので、子供に釣らせるならまずはミックスポンドがオススメです♬
グーグルマイマップ
具体的な各施設の場所や、インレット・アウトレットの場所と写真をグーグルマイマップに添付致しました。
クリアポンドやマッディポンドのインレット・アウトレット付近の一級ポイントは1、2時間並ぶ覚悟が無ければ確保出来ませんが、2時を過ぎると6時間券の方が帰りはじめる事も。
一応各ポイントの位置関係を頭に入れておくと、思わぬ好ポイントに入れるかもしれません♪
釣行前にじっくりとご確認頂けると幸いです。
ルアーローテーションと実釣
本当に釣れるヒットルアー・ヒットカラーは、その日の天候、魚の活性やプレッシャー、入釣ポイント、実釣時間で刻々と変化します。
一日をコンスタントに釣るためには、ルアーのアクション・カラーをこまめにローテーション(交換)する必要があり、ルアーの数だけ釣果が安定するという事に異論を唱える人は少ないと思います。
実際「みらどり」のルアーローテーションは、1投してまったく反応が無ければルアー交換するほど忙しいです。
ルアー交換のタイミング
具体的なルアーを交換するタイミングですが、手持ちのルアーが少ない場合でも10投してなんの反応も無ければ即交換です。
リールを巻くスピードや、竿の角度(水面近く、腰の高さ、顔のあたり)でルアーの通る水深を2、3通り変えても反応が無ければ同じルアーを投げ続けても交通事故の確率でしか釣れません。
魚が見えない時は糸や竿先に感じる「違和感(明確な変化では無く、ルアーの近くに魚が居るかな?という曖昧な変化)」が10投してなにも感じなければ交換。
ルアーが見える位置まで近づいてきたら、偏光グラス越しに見える魚の反応(避ける、追ってくる、無視する)などで次に使うルアーを選択します。
ルアーのアクション(泳ぎ方、動き、誘い方)が異なるモノに交換する事もあれば、カラーチェンジだけで釣れる事もあります。
大名釣り
子供にソレをやらせようと思うと難しいので、親が偏光グラスを掛けて魚の反応を見ながらこまめにルアーを交換してあげて欲しいと思います。
まさに大名釣りとなりますが、親との関わりが希薄になる昨今、子供にとっては思い出に残る素敵な一日になる事でしょう♪
また、ある程度タックルバランスが良く、ルアーローテーションが可能なら、入門・初心者でもすそパで50匹は決して難しくないと思います。
なにせ、ろくにキャストもままならない小学生でも釣れたのですから♪
実際に「みらどり」が子供に使わせたルアーがこちらです👇
これだけローテーションして、実際に釣れたルアーは一握り。
ここからは、ヒットルアーと一緒に撮影した写真を交えて各ポンドの特徴をご説明致します。
釣果写真を見ると、同じルアーや同じカラーばかりが目立ちますが、同一ルアーを10投以上使い続けさせたりはしていません。
リアルな実釣データをご確認下さい。
数釣りのミックスポンド
8:30に受付を済ませ、最初に入ったポイントがエリア最奥にあるミックスポンドです。
このエリアは、ルアーの実釣動画が撮影されたり、ユーチューバーの爆釣動画の撮影、プロトタイプのテストに使用されるほどよく釣れるポンドです。
ミックスという名称が、大型と小型のミックスなのかどうかは定かではありませんが、「みらどり」は小型しか掛かったことがありません笑。
水深はかなり浅いのですが、スタッフの話では第一駐車場から配管を通してダイレクトに水を入れているそうなので、水の動きもフレッシュで魚の活性は抜群です!
以前はボトム系ルアーが釣れた印象がありますが、手前にフェザーを沈めると「ズボっ」とドロ?に埋まってルアーが消えてしまいます。
これでは放っておくだけではヒットしませんね…💦。
最近更新されていない記事のヒットルアーを参照されている方がいらっしゃいましたらご注意下さいませ。
では、実際に小学生でも30匹釣れたミックスポンドの実釣データに移りましょう。
⚠アウトレットの場所と写真はグーグルマイマップにてご確認下さい。
ミックスポンドの釣果
9:00〜9:30の釣果
久しぶりの釣りでうまくキャスト出来ない小学生「こみらどり」。とにかくウェイトが有り投げやすいクランクからスタートするもアタリはあるが乗せきれず。
活性の高い朝に色々釣って欲しかったのですが、釣果写真を見ると…トルネード・Xステック・ぐるぐるXと、管釣りお助けルアーだけでしたね笑。
釣果
トルネードで4匹
Xステックスリムミニで3匹
ぐるぐるXで1匹
合計8匹でした。
トルネードは毎回アタリがあり、本体が伸ばされるのですが、その都度「俺の指」で巻きなおすのでお父さんはとても大変。最初の30分はほぼ釣りをさせてもらえませんでした笑。
9:30〜10:00の釣果
とりあえず爆釣しているので、少し「みらどり」も釣りをする為、禁断のフェザー解禁!
ひとえにフェザージグと言っても、色々種類がありますが、今回爆発したのはクレイジーボム4。カラーは3色を使わせましたが、ルアーが手前に来たときに視認性の良い蛍光色がお気に入り♪。
ただし、どんなにお気に入りでも、同じカラーを投げ続けると反応が鈍くなるので5投を目安に交換させました。
釣果
クレイジーボム4で9匹でした。
隙をついて「みらどり」も何投か釣りが出来ましたが、奇しくもバラし連発…。その間「こみらどり」は30分で9匹。3分1匹のペースだと思ったほど釣りが出来ませんでした泣。
10:00〜10:30の釣果
と、ここで痛恨のバックラッシュ!10m毎にステルスリーダーが出てくるサンラインのエリアマイスター。大胆にごそっと蛍光オレンジを8m抜いて、新しいステルスカラーの所でカット。
バックラッシュは痛いですが、知らない間に傷んでいる先端部分を一新したのでライン強度が戻ったと思えば安いものです。フェザーだけでは飽きてしまうので、色々なルアーを試すも、結果が出たのは
釣果
トルネード3匹。
バベコン1匹。
スイッチバック1匹。
合計5匹でした。
トルネードの安定感は抜群ですね!
10:30〜11:00の釣果
2時間で場所を移動しようと考えていたので、ラスト30分。これまで釣れたルアーに拘らず、魚の反応を見ながらガンガンルアーローテーションを行いました。実際に釣りをしているのが「こみらどり」なので、アタッた?とか、触った?とか、違和感あった?なんてわかりません。
とにかく偏光グラスで見える範囲で魚の反応を確認しながらルアーチェンジ。
釣果
トルネード6匹
クレイジーボム4 2匹
つぶアン1匹
合計9匹でした。
もうバクバクですね笑。
中・上級者ならお助けルアーを使わなくても、同じくらい釣れると思える高活性ポンドでした♪
結果的に、小学生でも2時間で31匹の入れ掛かりだったミックスポンド。
魚の型にこだわらなければ、まずはミックスポンドがおすすめです!
ヒットルアー
ミックスポンドのヒットルアーをまとめてみると、
クレイジーボム4 11匹
Xスティックスリムミニ3匹
ぐるぐるX1匹
バベコン(豆)1匹
スイッチバック(スプーン)1匹
つぶアン(クランク)1匹
合計31匹
小学生にミックスポンドで釣らせるなら、トルネードとクレイジーボム4があれば大丈夫なようですね♪
セニョールトルネード発祥の地
そもそもすそのフィッシングパークは「セニョールトルネード」発祥の地。
釣れない訳はありませんね♪
今回の実釣でも、フェザージグに迫る釣果を叩き出しております。
ただし、みんなが使えばトルネードに魚がスレるのも早くなります。
連日フレッシュな魚を放流しているとは言え、特定のルアーに固執すると釣れなくなるのは必然です。
また、トルネードの泣き所はアタリがある度ルアーの形を整える必要がある事でしょうか。
子供に釣らせたければ致し方ありませんが、そんな時の控えの選手としてフェザージグも持参しましょう♬
フェザージグ爆釣!
どなたが使っても、とにかく安定した釣果を叩き出すフェザー系ジグ。
ボトムの低質が悪く、フェザージグのほっとけ(着底したら5秒待ってハンドル1回転)が効き難くなったので、着水と同時にデッドスローのただ巻きで釣らせました。
とにかくゆっくり、ひたすら定速で巻くことがポイント。
ゆっくり…がどのくらいかというのは、リールのギア比(ハンドル1回転で糸が巻ける長さが異なる)が異なると同じ条件ではありません。
しかし、おおよそハンドル1回転を3~5秒でまわすスピードです。
途中「こみらどり」は手前に群れている魚の目の前に落として、ちょんちょん誘って掛けていましたが、魚との距離が近いほどテクニックが必要です。
なかなか掛ける事が出来なかったようですが、見える魚を釣るのは面白かったみたい♪
釣りの楽しみ方は人それぞれ。
とりあえずミックスポンドに入るなら「セニョールトルネード」と「フェザージグ」は必需品ですね!
入門・初心者向けのストリームエリア
続いて子供や入門・初心者にオススメなのがエサ釣り場の下に位置するストリームエリアです。
ミックスポンドよりさらに魚は小ぶりですが、エリア面積が小さいのでうまく遠くにキャスト出来ないお子様でも釣りになります。
また、ほんの5m先に群れている魚でも「ぐるぐるXショート」だけはバクバクヒットしました!
エリアが小さいので、1つのプールで1グループしか入れませんが、他のポンドが一杯でも比較的空いているのが不思議です。
注意するのは、対岸の木にルアーをひっかける事。
見える範囲で数十個のルアーが掛かっておりましたが、山側に向かって投げなければ子供でも釣りになると思います。
しかし、これだけ魚が群れていても実際に釣れるルアーは限られてきます。
ミックスポンドで爆釣したルアーとヒットルアーが異なる点に注意が必要です。
ストリームエリアの釣果
11時にミックスポンドを後にし、途中のマッディポンドは満員御礼で入れず。
そのまま上流へ歩いてストリームエリアに着くと先行者ゼロ。
前回来たときより魚は薄い感じでしたが、とりあえず最下流からスタート。
11:20〜12:00の釣果
最初の30分はミックスポンドで実績のあったルアーからローテーション。しかし魚が反応するのはぐるぐるXショートが圧倒的。フェザージグも投げましたが、イマイチの反応なので却下。エリアが狭いので、超スローリトリーブ(5秒でハンドル1回転)でも超絶アピールし続けるぐるぐるXショートに連続ヒット!
釣果
ぐるぐるXショート7匹
トルネード2匹
合計9匹でした。
ここまで他のルアーに反応しないのはビックリです。水がクリアで水深が浅いので、偏光を掛けると魚の反応が丸見え!群れの中で1匹が反応すると、奪うように他の魚が口を使います。
自分で釣りをしていない分、よく見える場所に移動して魚の様子に集中できるのでとても勉強になりました♪
12:00〜13:00の釣果
その後、ストリームエリアにある長椅子に座ってお昼休憩をしつつ、魚の動きを観察。釣れそうなルアーを準備し、数投ごとにルアーローテーションすると、ぐるぐるX以外でもヒット。しかし、連チャンはなかなかせず、数投で見切られる事が多かった。
釣果
ぐるぐるXショート3匹
Xスティックスリムミニ2匹
バベコン2匹
合計7匹でした。
ここでも色々なルアーをローテーションしましたが、結果的にぐるぐるXショートの釣果が一番に。
13:00〜13:30の釣果
魚の反応が見えるのが楽しいストリームエリア。最後は集中力が切れたのか、対岸の枝にルアーを絡めラインブレイク!それでも確実にヒットを重ね、気がつくとぐるぐるXショートのオリーブだけで5匹追加。
釣果
ぐるぐるXショート5匹。
昼食を挟んで約2時間ストリームエリアで釣りをしましたが、その間ここで釣りをしたのは1グループのみでした。相変わらずクリアポンドとマッディポンドは人で一杯でしたので、このストリームエリアの不人気さ?がわかると思います。
ここまで良型の引きを味わってはおりませんが、約50匹釣れているので「こみらどり」は大満足♫「みらどり」はほぼ釣りをしていませんが、子供の笑顔が見れた…プライスレス笑。
ヒットルアー
ストリームエリアの釣果をまとめてみると
トルネード2匹
Xスティックスリムミニ2匹
バベコン2匹
合計21匹
でした。
ここまでルアーの違いで釣果が分かれるとは思ってもみませんでしたが、ストリームエリアで釣りをするなら、ぐるぐるXショートは必携ですね!
とにかく超低速(5秒でハンドル1回転)でリールを巻き続けるのみ。
右に左にぐるぐる回転し、スイッチ(方向転換)した瞬間のヒットが多かったです。
ぐるぐるXショート圧勝
不思議ですが、家に帰って釣れたカラーを確認すると、圧倒的にオリーブが多いことに気が付きました。
使用済みのタックルボックスの中には、他のカラーも数種類投げ捨てられているので、オリーブだけを使ったわけではなさそうです…。
一色だけでは安定した釣果を出すことは難しいと思いますが、フィッシュオン鹿留のリバーエリアでもこのカラーが爆釣したのを記憶しています。
迷ったらオリーブ…で間違いない?!
広々としたマッディポンド(下池)
⚠マッディポンドのインレット・アウトレットの場所は、グーグルマイマップにポイントマークしてありますのでそちらでご確認下さい。
クリアポンド同様、良型のトラウトが泳ぎ回っているマッディポンド。
トイレ横のインレットはもちろん、対岸の竹やぶ前から通路側のインレット周りまでぐるっと一周釣り人がひしめいていました。
残念ならが、子供と入れる場所(1m間隔では迷惑を掛けてしまう為)が無かったので、今回は写真撮影のみで撤収しました。
すそのフィッシングパークの中でも一番広いのがマッディポンドなので、どちらかというと遠投有利。子供には厳しいかもしれませんね。
ただし、足元にも魚の回遊が見られるので、フェザージグの落とし込みで釣れない事は無いと思います。
機会があったらマッディポンドで大型のトラウトに遊んでもらおうと思います♫
絶景のクリアポンド(上池)
⚠写真の場所は、グーグルマイマップにてご確認下さい。
すそのフィッシングパーク一番人気のクリアポンド。
水質が透明で、むき出しの岩肌を眺めつつ大型トラウトとのファイトはコレぞすそパ!
万が一イトウが掛かったら…水深が深い事もあり、長時間のやりとりを覚悟しないといけません笑。
午後に入るなら14時が狙い目
運良く帰りそうな人を見つけたら、すかさず場所を確保する事をおすすめ致します。
開園2時間前から並ぶ一級ポイントであるインレット・アウトレット付近は、一日券だと予測出来るので、その周辺の5時間、6時間券でサクッと帰りそうな人を狙いましょう。
8時オープンなので、13時〜14時が狙い目です。
「みらどり」がマッディポンドを諦め、クリアポンドに着いたのがちょうど14時です。
運良く1人分空きが出来たので、両隣の釣り人に挨拶をして子供だけ釣りをする事が出来ました♫
遠投させたいのですが、風が吹いてきたので手前の回遊しているトラウトを狙うよう指示。
本日最大の39cmのニジマスを釣らせる事が出来ました!
クリアポンドの釣果
遠投するとラインが交差するので、子供には手前の魚だけ狙わせます。
当然巻きモノはNGなので、ここで先発に出すのはフェザージグと縦釣り用の豆ルアー。
ミックスポンドの手前の魚を狙った要領で、しつこくアピール…。
ヒット(*థ౪థ)
ヒットルアー
14:00〜16:00の釣果
最後は運良く釣り場を確保出来たクリアポンドで2時間粘りました。結果的にはミックスポンドやストリームエリアでは釣れなかった良型を6匹捕獲♫
フルキャスト出来ない場所だったので、手前の魚を執拗に誘い続けた結果です。
釣果
アラベスク3匹
クレイジーボム4 1匹
バベルエース1匹
ぐるぐるXショート1匹
合計6匹釣れました!
水深もあり、とにかく良く引くクリアポンドの魚に「こみらどり」も大興奮♪ドラグを鳴らしまくるトラウトに最後まで楽しめた様子です。
クレイジーボム4 1匹
バベルエース1匹
ぐるぐるXショート1匹
合計6匹
2時間で6匹でしたが、サイズが良いので竿を曲げてのファイトが楽しめるクリアポンド。
1匹で3匹分のドキドキが味わえたと「こみらどり」に言わせました笑♪
激スレポンドはフェザーで喰わす
クリアポンドっではフェザージグ以外に、ぐるぐるXショートとバベルエースでも釣れましたが、トラウトのフェザーへの反応は比べ物になりません。
色々なカラーも試しましたが、この時合ではピンク系が良かったのだと今更気が付きました。
みんなが使えばスレるのも当然ですが、フェザージグにも種類やカラーがあるので、周りが使っていないルアーなら好反応を示します。
フェザージグが禁止されていないエリアは少なくなりましたが、すそのフィッシングパークに釣行予定なら、絶対持たせてほしいルアーです。
小学生でも50匹達成
ミックスポンドとストリームエリアで数を釣り、最後にクリアポンドで良型トラウトとのやり取りを楽しみ、結果的に小学生でも58匹♪
自分一人で釣りを組み立てたわけではありませんが、釣りの入門者でも初心者でも50匹釣れるエリアと釣り方、釣れるルアーがある事が検証出来たと自負しています。
「こみらどり」は言われるがままに釣りをしただけですが、詳しい釣り方やルアーローテーションなどは、こちらの記事をご参照下さい👇
みらどり 最近は自分が釣るより、初心者・入門者に釣らせる事に喜びを感じるようになった「みらどり」です! わんだまん あんだって?!好感度アップを狙ってそんな心にも無い事を恥ずかしげもなく笑顔で公言しちゃって頭大丈夫か?? […]
この記事の通りに小学生に指示しただけで58匹釣る事が出来たのは紛れもない事実ですから♪
入門・初心者・子供の釣り方
ただ巻き最強。とにかくリールを定速でゆっくり巻く事だけを教えます。
飽きてくると、リトリーブスピードが雑になったり早くなりがちなので、そこだけ注意すれば十分です。
電撃フックや、誘いなどのテクニックが無くても十分釣りになります。
また、釣り竿も4000円程度の安価なグラスロッドの方が手に伝わる感度が低いので、魚がルアーを咥えた時の違和感も感じ難くなります。
釣り人と魚は糸電話のようなもの。
一方の感度が良ければ、糸の向こう側も同じように敏感に伝わります。
わずかな違和感で的確にアワセル事が出来るのは中・上級者。
入門・初心者・子供の釣り方とは別物だとお考え下さい。
フェザージグより釣れたルアーX
ちなみに、今回の実釣データをまとめると以下のようになります。
2、セニョールトルネード 15匹
3、クレイジーボム4 12匹
4、Xスティックスリムミニ 5匹
5、バベコン 3匹
6、アラベスク 3匹
7、バベルエース 1匹
8、スイッチバック 1匹
9、つぶアン 1匹
合計58匹
なんと、フェザージグより「ぐるぐるXショート」と「セニョールトルネード」の方が釣果が上回っておりました!!
タイトルの【ルアーX】とは、ズバリ「ぐるぐるX」の事でした!
もちろん、フェザージグを一日中投げ続けたらこうはならないかもしれません。
しかし、フェザージグが使えるエリアの方が圧倒的に少ないので、その他の管理釣り場で3種の神器を駆使すれば釣果UPは間違いないさそうです♪
今の所はフェザージグ禁止のエリアは数あれど、トルネード、Xスティック、ぐるぐるXが全て禁止のエリアはまだ少ないと思います。
もし今回1番から4番のルアーを使っていなかったとしたら…子供の釣果は9匹。
ツ抜け出来ていませんでした\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/
いつ使うの?
入門・初心者・子供に釣らせたい!
今回は、小学生の息子にいかに釣りの楽しさを味わってもらえるかを真剣に考え、結果大名釣りとなってしまいましたが無事58匹釣らせる事が出来ました。
隙間時間で「みらどり」も釣りをしましたが、2連続魚をバラシて「こみらどり」に気を遣われ慰められた事は一生忘れません💦。
と息子に虚勢を張って帰路についたことは言うまでも有りません。
100匹なんて釣ったことありませんけどナニカ…笑。
何か一つでも皆様の釣りの参考になれば幸いです♬。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ