保冷力最強のクーラーボックスは?
日本で販売されているクーラーボックスの中で、釣り・キャンプ・レジャー問わず保冷力最強のクーラーボックスは6面極厚真空断熱パネルを採用した釣り用クーラーボックスです。
もちろん、外部電源を必要とする移動式小型冷蔵庫は別ですけど…笑。
有名なところでは「シマノ」「ダイワ」の釣り用クーラーボックスがあげられます。
いやいや、
という声も聞こえてきそうですが、断熱材の熱伝導率から言えば明らかに真空断熱パネルが使われているクーラーボックスが最強です!
アウトドア・キャンプ用クーラーボックスとの違い
そもそも日陰の無い野ざらしの釣り場、真っ昼間の太陽のしたで使うことを前提とした釣り用クーラーボックスは保冷力が命です!
キャンプサイトでは、タープやテントの中にクーラーボックスを入れておけるので、そこまで高性能な断熱材を使用しなくても問題ないのかもしれません。
また、アウトドア・キャンプで入れるのは食材の他ペットボトルやワインボトルなどを想定しているので釣り用に比べ背の高いクーラーボックスが多いのが特徴です。
容量や形状など用途毎に最適なクーラーボックスは異なりますが、保冷力最強を名乗れるのは「真空断熱パネル」かどうかが鍵となります。
断熱素材による保冷力について
一般的にクーラーボックスに使われている断熱材は、ポリスチレンフォーム(発泡スチロール)やウレタンフォーム(発泡ポリウレタン)など空気を閉じ込めた気室(セル)により断熱します。
それとは別に、桁違いの熱伝導率の低さを実現する「真空断熱材」を合わせた3種類の断熱材が使われています。
同じ断熱材でも、厚みを持たせると保冷力は上がりますが、真空断熱材以外は経年劣化により断熱性能が落ちていく事にも注意が必要です。
真空パネル規格外の断熱性能!
熱伝導率が低ければ低いほど、断熱性能が高くなり保冷力もアップします。
もちろん、断熱材の厚さを2倍にすれば断熱性能はUPしますが、内容量の割には外寸がとても大きくなるというデメリットもあります。
一般的なウレタンフォームの熱伝導率0.02と比べ、一桁違う0.002しかない真空断熱材。
という事がわかると思います♪
もちろん、真空断熱材やウレタンフォームにも商品によって熱伝導率の幅があるので一概には言えませんが、保冷力最強のクーラーボックスをお探しなら「真空断熱パネル」がポイントです!
極厚真空断熱パネル採用は釣り用だけ
アウトドアブランドのクーラーボックスで人気のあるコールマン 54QTスチールベルトクーラーやYETI タンドラ 35などの断熱素材はウレタンフォーム(発泡ポリウレタン)が採用されています。
とても高価なスノーピーク ハードロッククーラー 40QT、 人気急上昇中のORCA 26QTも断熱材はウレタンフォームと記載があります。
また、イグルー マリンウルトラ 54QTの断熱材はウレタンフォームとあり、記載はありませんがロゴス LOGOS アクションクーラー50Lも価格から想像するに同様の断熱材が使用されていると思います。
同価格帯でも真空パネルを採用した釣り用クーラーボックスがどれほど保冷力に優れているか…おわかりいただけると思います♪
極厚6面真空パネル「アイスボックスプロ」がおすすめ
今回検証しているシマノ「アイスボックス」は、釣り用クーラーボックス「フィクセル」シリーズの色違いとなります。
つまり保冷力は折り紙付きですが、ラインナップされているグレードによってはアウトドアブランドのクーラーボックスと同等か、それより劣るモデルもあります。
保冷力最強と断言できるのは、最高グレードの「アイスボックスPRO」だけです♪
※釣り用クーラーボックスでは「フィクセル ウルトラリミテッド」だけ。
クーラーボックスとしてはとても高価ですが、6面真空パネルが入っていれば何年経っても保冷力が著しく落ちる心配はございません。
シマノカスタマーセンター よくあるご質問
引用元:シマノカスタマーセンターHP ご回答より
Q:真空パネルの耐用年数は何年間ですか。
A:真空パネルは、破損さえなければ、経年劣化はほぼございません。強い衝撃を与えると破れたり破損する可能性はございます。
またペットボトルを入れる際に、手が滑った程度の衝撃(※高い位置から落とせば別です)でしたら、こちらもほぼ問題ございません。安心してご使用ください。
…と考えたら、アイスボックスPROは決して高くないと考える「みらどり」です♪
アイスボックスとフィクセルの違い
品薄でなかなか手に入らないシマノアイスボックスですが、昔から釣り用として販売されているシマノクーラーボックス「フィクセル」シリーズの完全な色違いモデルです。
木漏れ日や、テント・タープの中に設置出来るアウトドア・キャンプ用のアイスボックスはカーキ・チャコールなど濃色が採用されています。
グレードの低いICEBOX STとVLはサンドベージュ・ミディアムグレーと少し明るめの色が使われておりますが、白に比べると明らかに表面温度は上がりやすくなります。
全天候型の「フィクセル」
その為、太陽のしたで使う事が前提の釣り用クーラーボックスは「白」一択。
その理由は光の反射率が一番高いのがホワイトであり、熱吸収率が低くなるからです。
曇りの日や、室内・夜間には保冷力の違いはありませんが、晴れた日は表面温度に差が出ます。
その他の性能や規格は完全に一致しますので、見た目を重視しない方は晴れた日でも気にせず使用出来る全天候型の「フィクセル」がオススメとなります♬
色の違いによる熱吸収率
色による表面温度の違いを表した資料です。
熱吸収率の違いが一目でご理解いただけると思います。
どんなに最強の断熱素材を使用しても、表面温度がこれほど違えば保冷力は落ちる…と考えるのが普通ではないでしょうか。
もちろん白であれ濃色であれ、太陽の光がダイレクトに当たる場所に置かない事が保冷力を落とさない鉄則ですが、日陰にならない場所で使う事があるなら「白」を選べば間違いありません!
保冷力検証方法の違い
またアイスボックスとフィクセルでは、保冷力の目安となる表記の仕方が異なるので性能に違いがあると勘違いされる方もいらっしゃると思います。
どちらもシマノ独自の検証方法で行っている為、他社との統一規格では無いのが消費者には分かりづらいところですね。
日本では35L以下のプラスチック製携帯用クーラーボックスに、日本工業規格(JIS規格)による保冷力の測定方法があるのですが、それを採用し公表しているメーカーは少ないようです。
海外製のクーラーボックスともなれば…
フィクセルのI-CE値とは
もともと釣りで使われているシマノのクーラーボックスには、「I-CE値」なる数字が記載されています。
クーラー内容量の20%の氷を31℃の温度下で1時間保持出来ることを1hと表し、たとえば「I-CE 70h」という表記なら70時間キープできる保冷力がある目安となります。
またHPやカタログには記載がありませんが、クーラーボックスに入っていた取り扱い説明書には次のような事が書かれていました。
31℃の保温庫に放置し、容量に対して20%、-20℃で保存した氷を入れて8時間毎に蓋を開けて24時間まで計測。
24時間以降の数値は想定値です。
※蓋の開閉回数・氷の保持状態により値は変わります。
フィクセルモデル名 | 容量(L) |
I-CE値(h) |
ウルトラプレミアム | 30 | 110 |
22 | 78 | |
リミテッド | 30 | 75 |
22 | 55 | |
ベイシス | 30 | 50 |
22 | 45 | |
ライト | 30 | 40 |
22 | 35 |
スマホの場合は右にスライドします👉
※モデル毎のI-CE値です。
かなり実際の使用状況に近い方法で検証していますね。
他社のクーラーボックスや、後述のアイスボックスより氷の残存時間が短い理由が頷けます。
アイスボックスの最大氷保持期間とは
続いてアイスボックスの保冷力の記載方法です。
こちらは、とある海外製のクーラーボックスに表記されている、
に寄せていってますね笑。
実際、外気温や氷の量など各社独自の検証で10日間…と表記しているので比べる事は難しいのですが…。
シマノさんの検証方法は、
容量比40%の氷をクーラーボックスに入れ、30℃9時間〜20℃15時間で保管後に氷重量を測定。氷が溶けきるまでの時間を算出。※社内試験での結果です。条件により保冷力は異なります。
フィクセルグレード | アイスボックスグレード | 容量(L) |
I-CE値(h) |
最大氷保持期間 |
ウルトラプレミアム | PRO | 30 | 110 | 10日間 |
22 | 78 | 6.5日間 | ||
リミテッド | EL | 30 | 75 | 6日間 |
22 | 55 | 4.5日間 | ||
ベイシス | ST | 30 | 50 | 4.5日間 |
22 | 45 | 3.5日間 | ||
ライト | VL | 30 | 40 | 4日間 |
22 | 35 | 3.5日間 |
右にスライドします👉
※アイスボックスの最大氷保持期間とフィクセルのI-CE値による保冷力表記比較。
アイスボックスとフィクセルは色違いなので、どちらのデータもまったく同じ商品の保冷力の目安の表記方法です。
クーラーボックスに入れる氷の量が2倍になっているだけでなく、外気温も昼と夜を見越して低く設定されています(釣り用は31℃の保温庫で一定)。
また、フィクセルでは24時間で2回も蓋を開けているのに対し、一度も蓋を開けない場合の氷の残存量からその後の想定値で氷の残存率を割り出しています。
ちなみに、どちらも氷が溶け切るまでの時間を目安としておりますので「みらどり」的にはそのままの数字を参考にしません♪
その理由は、一欠片の氷が残っているだけでは庫内温度を10℃以下にキープ出来ないからです。
と喜ぶのはいささか早計です…。
シマノクーラーボックス保冷力実測データ
どんなに一週間後に蓋を開けた時に氷が残っていても、クーラーボックス内の温度が10℃を超えていたら「保冷力」という観点からすると少しズレているように思います。
そこで、実際にI-CE値65hのシマノクーラーボックス「スペーザプレミアム35L」を使用して気温30℃、車内温度40℃超えの条件で保冷力試験をしてみました。
その結果を元に「みらどり」独自のデータから、実際クーラーボックスが冷蔵庫と同じJIS規格の温度に保てる時間を割り出しました。
冷蔵庫と同じ10℃以下に保てる時間
冷蔵庫のJIS規格で10℃以下と規定があるのは、ある程度雑菌の繁殖を遅延させる温度が10℃以下だからだそうです(停止させるには-15℃以下の低温冷凍が必要)。
つまり実際に知りたいのは、冷蔵庫と同じ10℃以下の温度を何時間キープ出来るか?だと考え、クーラーボックス内の温度が10℃になるまでの時間を割り出しました。
その数字を元に、シマノのI-CE値と比較してざっくりI−CE値の約40%の時間クーラーボックス内を10℃以下にキープ出来ると予測しました。
※クーラーボックス容量の20%の-5℃保冷剤「メカクール」を使用し、最高気温30℃、車内温度40℃超えの車内に放置した場合のデータです。
個人の試験結果であり、蓋を一度も開閉していない検証データの為、参考程度にしていただけると幸いです。
検証方法
この日は最高気温33℃、最低気温26℃の猛暑日でした。
車内の温度推移は下のような推移でした。
14時50分に最高温度46.2℃をマークし、その後じわじわと温度は下がり夜22時20分までの平均温度は36.2℃の車内にて保冷力を比較しました。
6月25日6時17分からスタート
最小温度5.9℃
10℃到達 2時間49分
16時間04分後までの平均庫内温度は16.7℃
シマノ真空6面35Lクーラーボックス
6月25日6時17分からスタート
最小温度ー0.3℃
10℃到達 13時間45分
16時間08分後までの平均庫内温度は6.5℃
平均外気温36℃なのでシマノのI-CE値の検証方法より厳しい条件でしたが、そもそも氷と-5℃保冷剤の違いもあるので参考程度にお考え下さい。
検証するのに手持ちの保冷剤が足りなかったので、クーラー容量の9.2%しかありませんが、このデーターを元にざっくり20%として計算すると10℃到達まで2倍の28時間はキープ出来るハズ…。
I-CE値65hのクーラーボックスなので、40%程度の時間は冷蔵庫と同じ10℃以下をキープ出来る計算です♪
逆に、ホームセンターで販売されている安価なレジャー用のクーラーボックスは、約3時間しか10℃以下をキープ出来ませんでした!
朝6時に出発したら、お昼前に10℃を超え、12時には庫内温度が14℃に到達してしまいます💦。
冷蔵庫と同等の10℃以下をキープしたい時間に合わせてクーラーボックスと保冷剤の量をお選び下さい♪
氷・保冷剤が無ければただの箱
どんなに最強の保冷力を持つクーラーボックスと言えども、氷・保冷剤など蓄冷剤を適切な量入れなければただの箱と同じです!
実際に保冷させたい温度と時間を考慮して、クーラーボックス容量の10〜40%の氷・保冷剤を入れて余った分がクーラーボックスの容量となります。
氷と保冷剤の違いや、冷却性能と保冷時間のバランスの取れた自称「最強の保冷剤」についての詳しい記事はこちらをご参照下さい👇
いのた ヾ(゚∀゚`o)ネェネェ!クーラーボックスを冷やすのに「おすすめの保冷剤」とか「最強の保冷剤」とかイロイロ紹介されてるけど、ぶっちゃけ氷と比較してそんなに違いがあるの? みらどり いい質問だね、いのたさん♪[…]
アウトドア・キャンプ用のシマノ「アイスボックス」
釣り用のフィクセルとは単純に本体のカラー違いでしかないので、アウトドア・キャンプ用…とは言い得て妙ですが笑。
釣り用クーラーボックスと同じ保冷力・機能性があるのは間違いありませんが、具体的なメリットとデメリットを考察してみます。
主にアウトドア・キャンプで使用されている、海外製のクーラーボックスと比べた際の比較となります♪
アイスボックスのメリット
最上級モデル「アイスボックスPRO」を選べば、最強の保冷力が手に入ります!
…ですね♬
もちろん、グレードを下げて真空断熱材では無いモデルを購入しても、海外製と同じ価格帯のクーラーボックスより劣る事はありません。
同じ価格なら「日本製」のアイスボックスシリーズがお買い得だと考えます!
キャンプサイトで映える!
今までもアウトドアで使用するのに、釣り用クーラーボックスが優れている…という認識はキャンパーの間では常識でした。
それでも非日常に身を置く自身のキャンプサイトに、冷蔵庫を彷彿とさせる日常生活が浮き上がる(白は目立ちすぎます)のが許せない方は多くいらっしゃったのでしょう笑。
アウトドアブームで新たな市場に切り込んだ「シマノアイスボックス」シリーズは、プロモーションサイトもおしゃれに作り込まれていますね♪
自然に溶け込むナチュラルカラーで保冷力最強ならキャンパーが放おっておくハズがありません。
色を変えただけなので海外製のようなデザイン性はありませんが、機能美とも言える無骨な形状とNEWカラーで自然に溶け込むのがメリットと言えます。
踏んで良し座ってよし
釣り用クーラーである以上、クーラーボックスに座れる事は絶対条件です。
しかし、この画像を見た時は驚きました!
片足を乗せてクーラーボックスの上に立ったのですから…。
レジャー用クーラーボックスの取り扱い説明書には、必ずと言っていいほど「上蓋には乗らないで下さい、歪み破損の原因となります」とあります。
海外製品にも負けない丈夫さもメリットの1つと言えそうです。
水抜き栓は保冷時間UP
釣り用クーラーでは当たり前の装備ですが、溶けた氷が水に浸かるとより早く溶けてしまいます。
これは、水が空気より20倍以上熱伝導率が良い事が原因です。
※0℃の水の熱伝導率は0.569 [W/m K]。同じく0℃の空気の熱伝導率は0.0241 [W/m K]。
氷持ちを優先するなら、上蓋を開けずにこまめに水を抜く事が出来る水抜き栓は必需品です!
アイスボックスの弱点
それでは最後にアイスボックスのデメリットを少々…。
キャンパーにとっては弱点と呼ぶほどの事ではありませんが、釣り人「みらどり」の感覚からどうしても許せない点をつぶやきたいと思います。
気を引くために表題に「弱点」と書いてしまったので、 無理やりこじつけている所があるかもしれませんがご了承下さいませ笑。
価格が高い
発売したばかりなので致し方ありませんが、「みらどり」調べではアイスボックスはほぼ定価販売です。
メーカーの本体価格ではフィクセルの方が高いのですが、実際に消費者が購入する市場価格ではフィクセルの方が断然お安く購入する事が出来ます♬
製品自体はまったく同じなので、色違いでここまでの価格差だと…デメリットと致します。
熱吸収率が高い
前述した通り、フィクセルの白に比べ濃色のアイスボックスは本体表面の熱の吸収率が高くなります。
クーラーボックスを日陰に置くことが出来ない場合、保冷力はフィクセルの方が良くなるのが濃色を採用したアイスボックスの弱点と言えます。
ただし、森の中でのキャンプを想定した場合、テントやタープの日陰に設置する事が可能なので本体色は必ずしもデメリットにはなりません。
熱吸収率が高いとわかっていても、自然のロケーションと調和が取れるカーキやチャコールがメリットと思える場面もあると思います♬
在庫が無い(要予約)
この問題も発売したばかりなので致し方ないと思います。
メーカーが当初予測した販売数と、実際に消費者が欲しいと思った需給のバランスが崩れているのが原因です。
裏を返せばそれだけ人気がある証拠ですから、どうしても欲しい方は来年の為に予約して待っても良いと思います。
次の生産上がり予定は8月下旬頃ですから…
ちゃんちゃん♬
海外製より保冷力が劣るモデル
発泡ウレタン採用の「アイスボックスST」や発泡ポリスチレンを使った「アイスボックスVL」は極厚ウレタンを採用した海外モデルより保冷力は劣ります。
同じ断熱材を使用している場合、より分厚くした方が保冷力は上がるからです。
つまり、クーラーボックスの庫内容量が同じであれば、より外寸が大きく重い方が保冷力が高いと予測出来ます(本体素材が同じ場合)。
買ってはイケないクーラーボックスの目安として、「安い・薄い(本体の厚さ)・軽い」があります。
持ち運ぶ際には軽い方が良い事もありますが、保冷力という点では明らかに劣る事になります。
高さが足りない
またベースが釣り用クーラーボックスなので、一般的なアウトドア用クーラーボックスと比べて微妙に高さが低いのは弱点と言えるのではないでしょうか?
釣った魚が満遍なく海水氷に浸かるよう、釣り用クーラーは基本的に背が低い事が原因です。
また冷気は下に溜まりますから、背が高いと庫内の上下で温度差が生まれてしまうのを嫌った結果だとも考えられます。
どちらにしても、2Lのペットボトルや700ml程度のワインボトルが縦に入らないとNG…という方には大きなデメリットとなりそうですね。
【結論】アイスボックスの色違い「フィクセル」がおすすめ
過酷な条件で使うことが前提の釣具メーカーのクーラーボックス「フィクセル」シリーズ。
そんな釣り用クーラーボックスの色違いである「アイスボックス」のメリッ卜をまとめると、
●最高グレードの「アイスボックスPRO」は保冷力最強!
●踏んでも座ってもOKな丈夫な本体構造
●保冷時間UPに不可欠な水抜き栓装備
●なによりキャンプサイトで映えるNEWカラー
●安心の国内製造品
●抗菌剤「ノバロン」入りプラスチック採用で清潔
●両開き・取り外し可能な上蓋で取り出し楽ちん♬
●ワンアクションで開閉可能なレバー方式の上蓋
逆に弱点と言うほどの事ではありませんが、発売したての現状のデメリットは、
●白に比べ熱吸収率の高い濃色の為、天候次第で保冷力DOWNに不安が残る
●発売したてで品薄のため在庫がない…。
●グレードによっては海外製より保冷力が落ちる
●内寸の高さが低いのでボトルが立てて入らない
という感じです。
本体色にこだわりが無ければ、お求めやすい釣り用クーラーボックス「フィクセル」がおすすめです♬
アイスボックスとフィクセル互換表
この表は右にスライドします👉
グレード | フィクセル同等品 | カラーラインナップ (フィクセルは基本白) |
容量(L) |
重量(kg) |
断熱構造 | 最大氷保持期間 | フィクセルI-CE値(h) |
みらどり予測時間 |
アイスボックス税抜価格(円) | フィクセル税抜価格(円) | |
ICEBOX | PRO※1 | ウルトラプレミアム | カーキ | 22 | 5.7 | 6面極厚真空パネル+ 発泡ウレタン |
6.5日間 | 78 | 31 | 50,000 | 64,000 |
30 | 7.7 | 10日間 | 110 | 44 | 53,000 | 68,000 | |||||
EL※1 | リミテッド | チャコール | 22 | 4.8 | 3面真空パネル+ 発泡ウレタン |
4.5日間 | 55 | 22 | 29,000 | 37,500 | |
30 | 6.1 | 6日間 | 75 | 30 | 31,000 | 40,000 | |||||
ST※1 | ベイシス | サンドベージュ | 22 | 4.2 | 発泡ウレタン | 3.5日間 | 45 | 18 | 18,000 | 23,000 | |
30 | 5.3 | 4.5日間 | 50 | 20 | 19,500 | 25,000 | |||||
VL | ライト | ミディアムグレー | 22 | 3.7 | 発泡ポリスチレン | 3日間 | 35 | 14 | 14,500 | 18,000 | |
30 | 4.8 | 4日間 | 40 | 16 | 16,000 | 20,500 |
※1 蓋部分は発泡ポリスチレン断熱材を使用しています※発売は2022年3月を予定しています。
色と本体価格以外、容量・重量・断熱構造などは全て同一です。
保冷力の目安であるI-CE値と最大氷保持期間の検証方法が異なるので、時間にして2倍程度の違いがありますが、性能はまったく変わりません。
本体カラーと市場価格でお選び下さいませ(メーカー希望価格はあてになりません)。
クーラーボックス選びに迷われている方のご参考になれば幸いです♬
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ
この記事で「みらどり」が自信を持ってオススメしているクーラーボックスはコチラ👇
追記:シマノの本気!レジャー用最強クーラーボックス「アブソリュートフリーズ」新発売
2023年1月に開催された、釣りフェスティバル2023にて新しいクーラーボックスが発表になりました!
発売は3月以降になるようですが、一足早く釣りフェスティバルで現物を確認し、シマノスタッフにあれこれ質問しました。
結論から言えば、総合釣具メーカーであるシマノさんが本気で作り込んだ世界最強のレジャー用クーラーボックスに仕上がっています♪。
詳しくはコチラの記事をご参照下さいませ👇
みらどり 2022年の春、総合釣具メーカーシマノさんがアウトドア・キャンプ用に発売した「アイスボックス」。既存の釣り用クーラーボックス「フィクセル」の色違いにもかかわらず、爆発的な人気商品となったのは記憶に新しいと思います。[…]
6面真空断熱パネル採用、アイスボックスの半額で買えるレジャー用クーラーボックス「アイリスオーヤマ HUGEL VITC」。
衝撃の結末を迎える…ガチンコ対決はコチラの記事をご参照下さいませ👇
みらどり クーラーボックスマニアの「みらどり」です♫検証の為に家電メーカー6面真空断熱モデルHUGEL VITC-20を購入し、自宅にあるクーラーボックスの総容量が200Lを超えました💦。停電や災害時にはさぞ役に立つ事でしょ[…]