市販のコ式を徹底解剖して釣れるコ式データを集めて検証した結果、ようやく「みらどり」流パン鯉仕掛けが完成したぞぉ!
今では生産終了になってしまった市販のコ式と同じパーツを探して苦労してたもんね!
だからメーカーさんも生産終了してるんじゃないの?
ほんと「みらどり」は流行の最後尾にすら乗り遅れるよね!
だからこのサイトのアクセス数も全然伸びないんだよね…涙。
まぁそんな事はさておいて(*థ౪థ)…安くて早くてうまい牛丼屋さんのような「安くて・強くて・よく釣れる」パン鯉仕掛けの作り方を教えてワンっ!
では本題に戻して、わずか100円から出来る夢今式Type-123から、「みらどり流」の進化を遂げた夢今式Type-Rまで一挙大公開といきましょう!
自分で作れば楽しさ倍増♬
基本的に時間をお金で買う「みらどり」です。
しかし、大人の事情で愛用していた市販のコ式が生産終了…。
手に入らなくなった為、急遽レプリカを作るため貴重な手持ちのコ式を2枚に開いてみました。
前回アップした【分解検証】市販のコ式パーツデータ公開!釣れるコ式はオリジナルを真似ろ!にて、「みらどり」愛用のコ式仕掛けを徹底解剖した記事はもうお読みでしょうか?
そのデータを元に、オリジナルを忠実に再現した作るのが簡単な「夢今式Type-123」と、「みらどり流」ライトコ式にアレンジした「夢今式Type-R」のパン鯉仕掛けを作りました。
発泡材にオモリをかませただけのシンプルな構造ですが、オリジナルを忠実に再現する為のパーツ選びに1ヶ月以上かかりました。
間違えたパーツも合わせると実に諭吉さんが軽く飛んでいく位の費用はかけています!!
出来てしまえば1個あたり100円程度で量産出来ますので、パン鯉フリークのあなたのお役に立てれば幸いです♬
1、2個作るにはコスト高となりますが、お近くにホームセンターや釣具店にてパーツが見つかれば2000円程度で作る事も可能だと思います(接着剤無し)。
オススメはお子様と一緒にパン鯉仕掛けを作って、鯉を一緒に釣る事ですね♬
子供にとって忘れられない想い出になること間違いなしです!
量産型の夢今式Type-123
まずはどなたでも簡単に手に入るパーツで、極力パーツ点数を減らして面倒なエポキシの充填無しの量産型を作ります。
前回の記事「【分解検証】市販のコ式パーツデータ公開!釣れるコ式はオリジナルを真似ろ!」にて、市販のデータは検証済みなのであとは完全レプリカを作るだけ!
「みらどり」が好んで使用している影山産業の「MP-64コ式TYPE竹」をベースに、1個単価123円の量産モデルを考えてみます。
当時800円程度で販売されていましたが、すでにTYPE竹は生産終了しているのでどうしてもコピー品を作る必要があった為徹底的に分解しました!
もう手に入らない貴重なコ式を3個も失いましたが、おかげで低コストでいくらでも量産可能なType-123が完成しました!
ベースはMP64コ式TYPE竹
前回の検証でベースとなるコ式は下記のようになります。
✅ウェイトは針も含めて8.9g。内蔵オモリは2号相当7.9gをケプラートにかしめてあった
✅ハリスはケプラート10号(≒38kg)を長さ50mm
✅針はオーナーばりの鯉スレ16号の1本針
✅発泡素材の体積は15.7cm3
これを元にパーツを集めると、バックアップ材の品質のみ当時手に入った市販のものと異なりますがそれ以外はほぼコピー出来る事がわかりました。
ただし、このモデルは針交換の出来ない仕様の為、ボディや針も含めて寿命に限りがあります。
よって、極力全体の強度を落とし、壊れたら作り直す!という方向で作成します。
具体的にはオリジナルは本体の針側を2液性のエポキシで固定してありますが、Type-123は1液性のスーパーXでオモリだけズレないように固定。
また、ライトコ式にケプラート10号は強すぎるので、若干しなやかさを増す為にケプラート8号としました。
さらにオリジナルの針の根付けをあえてやめ、根巻き糸無しの外掛け結び&アロン付けを採用しています。
たとえ根付けより強度が落ちたとしても、ケプラート8号の強度は約27kgあります。結節が半分になっても13kg。ライトコ式ならドラグが持たないので問題ありませんね。
それ以外はほぼオリジナルを忠実に再現したので、パーツ代だけならわずか1個あたり123円で量産可能です。
1個しか作らない場合のコスト
ただし、1個単価がどんなに安くても1個しか作らなければ市販品を買ったほうが安くなることもあります(もう買えませんが)。
今回「夢今式Type-123」で買ったパーツは以下になります。
- オーナーばり 鯉スレ16号 12本入 297円(税込)
- よつあみ ケプラート8号 10m 1386円(税込)
- 影山産業 極細穴スリム 1号 8個入 209円(税込)
- バックアップ材 直径20mm 3m入 207円(税込)
合計2099円(税込み)となります。
セメダイン 超多用途接着剤スーパーX HYPER 120ml ワイド AX-177は家にあったものを使用しましたが、オモリの固定に使うだけなのでお求めになるなら20mlで491円で購入可能です。
オモリは2個使うので、最低4個は作成出来ますね。つまり1個500円程度となります。
ケプラートがお高いですが、パン鯉のハリスとしてこれほどしなやかで吸い込みが良くて高強度な素材は他に見当たらないので「釣れるパン鯉仕掛け」を作るためには絶対必要です!
では、実際の作り方を写真を交えてご紹介していきましょう♬
夢今式Type-123の作り方
自作に必要なパーツ
とにかく少ないパーツで簡単に自作する為の厳選アイテム
針:オーナーばり 鯉スレ16号 1本(約25円)
糸:よつあみ ケプラート8号 23cm(約32円)
オモリ:影山産業 極細穴スリム中通し1号 2個(52円)
ボディ:バックアップ材 直径約20mm 50mm(約4円)
セメダイン:スーパーXワイド 1液性無溶剤タイプ(約10円)
1個単価123円です。
これだけ低コストでありながら、直線強力はケプラート8号の60ポンド(1ポンド453gなので約27kg)あります。
結束強力が仮に50%だったとしても13kg(約30ポンドナイロン8号相当)あればメインラインがもちませんね!
中芯とハリスを作成
次に中芯とハリスとなるケプラート8号を23cmでカット。
写真中央の完成形をイメージしながら作業をススメていきます。
ちなみにケプラートの強力はメーカー公示はありません。大人の事情だと言うことです。
よって、みらどり流の計算式にて算出した参考値です。
ケプラートに2cmの輪を作る
おおよそで構わないので、まずは右側4cmを折り返して約2cmの輪が出来るように固結びでコブを作ります。
また、6cmのところにもコブを1つ作っておきます。
あとでオモリを固定する為に使います。
反対側に針を外掛けで結ぶ
ここからは慣れが必要ですが、おおよそケプラーの全長が12cmになるように外掛け5回で針を結びます。
ケプラートはPEと違い接着剤が効くので、強度に不安があれば針の結び目とコブにアロンアルファを垂らせば抜群の強度が出せます。
誘導糸を使ってオモリを通す
次に写真のようにナツメオモリをケプラートに通す為に、誘導ラインを利用してコブを乗り越えます。
コブが大きいと多少力が必要ですが、強引に抜いて下さい。
同様にしてオモリを2つ通します。
コブでオモリをカシメる
オモリの両端が50mmのボディにピッタリおさまるように両端のコブにペンチでオモリの隅をカシメます。
これにより、オモリの平行バランスを調整しなくても確実に水面で水平に浮くようになります。
ペットボトルのキャップを用意する
次に、どこのご家庭にもある?三ツ矢サイダーのキャップを用意します。
バックアップ材のセンターを取るために、3本の矢の中心を使うのと、内側の溝がちょうど20mmである事が重要です。
針金を曲げてど真ん中を通す!
写真左側のようにピッタリと蓋の溝にはめます。
これまたどこのご家庭にもある?針金の先端をフック状に曲げた棒でバックアップ材の中心を通します。
少しコツをつかめば一発で通ると思います…。
最後にボンドを塗って引き抜いて完成
最後にポリエチレンも接着可能なセメダインスーパーXワイドをオモリに薄く塗り3分放置します。
そして針金を引き抜いてボディにオモリの両端を均等におさめて完成です!
針を含めた自重
完成した夢今式Type-123の自重は8.74gでした。
影山産業さんのType松(実測8.9g)と同じ作りなので、自重や水平バランスも同じになります。
つまり…市販のコ式同様「釣れるパン鯉仕掛け」という事ですね♬
夢今式Type-123完成
写真上:市販のコ式である影山産業さんのMP64コ式TYPE竹
写真下:「みらどり」流、夢今式Type-123
直径20mm
全長50mm
自重8.74g(1本針)
現在入手可能なボディ材の発泡倍率の差があるので少し弱い感じはしますが、その他はほぼ同等と考えます。
材料代だけなら1個あたりの単価は123円程度ですので、安くて、強くて、釣れるパン鯉仕掛けの完成です!
ボディ材こそオリジナルと質感が異なりますが、1個123円と思えばガンガン釣ってどんどん交換しても惜しくないと思います。
✅ウェイトは針も含めて8.74g。内蔵オモリは2号相当7.5gをケプラートにかしめる
✅ハリスはケプラート8号(≒31kg)を長さ50mm
✅針はオーナーばりの鯉スレ16号の1本針
✅発泡素材の体積は15.7cm3
こだわりの夢今式Type-R
つづいてご紹介するのが夢今式Type-Rです。
これは、影山産業さんのMP64コ式TYPE松や、サクラベイト本舗さんの神田型コ式で採用されている中空のボディ材を使用した本気モードのパン鯉仕掛けです。
10数年前は東急ハンズで「カブセール」という商品名で、直径20mmのポリエチレン発泡に10mmの穴の空いた中空の配管用パイプカバーが売られていましたが現在では扱いが無くなってしまったようです。
そこでまったく同じ材質(と思われる)のカブセールの直径22mm、8mmの穴の空いたアイテムを使用して再現してみました。
それぞれの発泡材の体積を割り出し、内蔵オモリとのバランスを考慮してオリジナルより肉厚になってしまったボディ材の長さを45mmとし、Type-Rの原型が完成しました!
ベースはMP64コ式TYPE松
ベースとしたのは「みらどり」愛用の影山産業さんのTYPE松となります。
ただし、全長が極端に短くなったので、ハリス長など全体のバランスに試行錯誤しました。
(配管用カバー「カブセール 10×20)
✅ウェイトは針も含めて19g。内蔵オモリは3号相当12.9gが中芯ナイロン70号(≒104kg)
✅ハリスはケプラート10号(≒38kg)を長さ70mmで2本
✅針はオーナーばりの鯉スレ16号の2本針
✅発泡素材の体積は15.0cm3
主な違いはボディ材が肉厚になってしまった事による全長カット。
また、オリジナルは中芯にナイロン70号を使用していますが、これを採用するとたかだか数十センチしか使わないのに数百メートル単位で購入しなければならないのでコストが上がってしまうため却下。
針交換可能で、新たにパーツを買わずに、しかも強度のある素材…という事で中芯にはケプラーノット8号を採用しています。
中空ボディの中に2液性のエポキシ樹脂を充填しますので、手間は掛かりますが耐久性は大幅アップ!!
針は強度面では若干の不安はありますがオリジナルと同じオーナーばりの鯉スレ16号の2本針。
さすがに針は根付け処理を施し、Type-123との差別化をはかります。
また、オリジナルに比べて自重を大幅に削減したため着水音は思いのほか静か!空気抵抗も少ないので、キャスト性能も確実に上がっています。
ここまでこだわっても1個あたりのパーツ代はなんと188円(税込み)です!
もともとそれほど壊れたり無くなったりするアイテムではありあませんので、2個あれば数十年は楽しめる耐久性があると思います。
ただし、難点は制作に手間がかかること。2液性のエポキシ樹脂の充填がとにかくやっかいです…。
それをクリアしてしまえば、個人的にはType-123よりType-Rの方がおすすめです!
Type-Rを1個しか作らなかった時のコスト
こちらも1個あたりの単価は異常に安く出来ますが、仮に素材を揃えて1個しか作らなかった時の参考金額を示しておきます。
Type-Rを作るのに集めたアイテムは
- オーナーばり 鯉スレ16号 12本入 297円(税込)
- よつあみ ケプラートノット8号 10m 1584円(税込)
- 影山産業 極細穴スリム 1号 8個入 209円(税込)
- カブセール 直径22mm 1m 108円(税込)
- クイック30 2液性エポキシ樹脂 80g 910円(税込)
- ペットボトルのキャップ 0円
それぞれ購入時期や送料などの問題で価格は上下しますが、合計金額3108円(税込)となります。
オモリを2個使う為、これだけ揃えると最低でも4個作成可能なので1個あたり777円となりますね。
各パーツ単価合計は1個あたり188円なので、せっかく揃えたらガンガン量産して1個単価を下げていきましょう!
耐久性のある2液性のエポキシ樹脂を充填し、ボディ材の側面にも塗れば激しいファイトで本体が裂けてしまうこともほとんどありません。
ボディも小ぶりで着水音も静か。状況にあわせて針交換も出来るので「みらどり」的にはこちらのType-Rを使うことが多いです。
エポキシの充填…これさえクリア出来れば十分量産も可能になるのですが。
では、実際の作り方をご説明致します♬
夢今式Type-Rの作り方
自作に必要なパーツ
こちらもパーツ点数はそれほど多くはありません。
針:オーナーばり 鯉スレ16号 2本(約50円)
糸:よつあみ ケプラーノット8号 28cm(約45円)
オモリ:影山産業 極細穴スリム中通し1号 2個(52円)
ボディ:カブセール 直径約22mm 45mm(約5.5円)
ボンド:クイック30 2液性エポキシ樹脂(約35円)
セキ糸は割愛します…。
1個単価188円です。
これだけ低コストでありながら、直線強力はケプラート8号の60ポンド(1ポンド453gなので約27kg)あります。
さらに根付け処理しているので最低20kgはあると思います。
内蔵するオモリは色々試しましたが、極細穴の1号を2個合わせた時の長さがボディ材の長さとシンデレラフィットしたのでオススメです。
ボディ材を45mmで切り出す
裏ルートで手に入れた(*థ౪థ)市販のボディ材(と思われるパーツ)は空洞10mm直径20mm。
(比べてみても素材自体は同じだと思います)
ただしこれは現在入手が困難なので、空洞8mm直径22mmのカブセールで作成します。
肉厚な分どうしても体積(浮力)が増えてしますので、全長を短くしてバランスを保ちます。
カッターで簡単に切断出来るので、45mmで切り出します。
ちなみにカブセールは一直線で売られているので、バックアップ材のように曲がりが無く使いやすいです。
中芯を作る
次にボディに通す中芯を作ります。
ケプラーノットを15cmでカットし、中芯を抜きます。
4cm折り返して固結びでコブを作り、約15mmの輪を両端に作ります。
出来上がりの長さを揃える為に少しコツがいりますが、なんとかうまく結んで全長65mmにキメて下さい。
リード糸でオモリを入れる
先程抜いたケプラーノットの中芯をリード糸にして、オモリを輪に通します。
結びコブを通すのに少し力が必要ですが、逆にそのコブでオモリを固定します。
前後2箇所にオモリをねじ込み、ハリス交換可能な中芯が完成です。
45mmのボディに収まる長さ
上が全長65mmの中芯。
下は全長70mmあり、オモリに隙間があります。
ボディに収めた時にすっぽりと収まり遊びが無い状態がベストです。
ボディにあわせてセンターが決まったらオモリの両端をペンチでカシメます(潰します)。
エポキシ抜きの重さ
ちなみにエポキシ樹脂を充填する前の現時点でも重さは8.53gです。
ボディ材に重さはほとんど無いので、ほぼナツメオモリ2号相当の重さですね。
型をつけておく
ボディ材は直径22mmなので、スポンジの両端を20mmになるように型をつけます。
ペットボトルのキャップの内側は直径20mmのリングが付いているのでそれを利用します。
あらかじめペットボトルのキャップで両端を差し込んで一晩放置し両端に段差を付けておくと作業がやりやすくなります。
エポキシ樹脂を充填する
Type-123でも使用したどこのご家庭でもある?三ツ矢サイダーのキャップを用意します。
ど真ん中に穴を開け、キャップの内側の直径20mmの円に22mmのボディ材をねじ込みます。
そこに先程の中芯を入れ、真ん中の穴からケプラーを抜いてセンターを出します。
エポキシを流し込む
30分硬化の2液性のエポキシを1:1で混ぜ合わせます。
この時、ほんのわずかに硬化材であるB剤を少なくします。
目見当で量を計ると一生固まらないので、秤の上で重さを確認しながら1:1になるよう調整します。
あとは一気に上から流し込み、20分経って硬化し始めたら上のケプラーが真ん中にくるように調整します。
A材.3.1g、B材3.05gで調合(2個分)。
エポキシを充填した後の自重
充填前が8.53gで、充填後が9.9g。
つまり、エポキシは1.37g使いました。
カップに付着して使い切れない分もあるので、1個作るのにA材B材を各1.5gの計3g使います。
内容量A材40gB材40gで910円なので、約26個出来ますね。
1個35円です。
お好きな針を付けるだけ
あとは針交換可能なので、1本針でも2本針でもお好きなハリスを付けるだけ。
壊れたら作り直すType-123と異なり、強度重視のType-R。針は2本で最強の根付け仕様で行ってみます。
ケプラーノットの8号を12cmでカットします。
ケプラーノット最強の根付け
中芯を抜いて中空のケプラーノットの空洞約5mmの所に針を刺して返し抜きます。
それをキッチリと引き伸ばしてから、セキ糸2NO.3の1号ナイロン編糸で巻き上げます。
最後にアロンやエポキシで固めるので、糸の最後の止めは適当で構いません。
中空では無いケプラートと比べ、針を中に通してからキッチリセキ糸を巻くケプラーノットはケプラーと針の接地面積(摩擦抵抗UP)がとれるので強度は強くなります。
適当に巻いても強度は出ます!
根付け仕上げは少し手間が掛かるように思うかも知れませんが、適当に巻いてもかなりの強度が出ます。
逆に、外掛け結びのように無駄な端糸が出ないので経済的でもあり、長さもばっちりキマります!
エポキシやアロンで上塗りするなら、セキ糸の最後の糸止めは固結びでもかまわないと思います。
夢今式Type-R完成!
全長45mm
直径22mm
自重10.63g(2本針)
1個あたり188円(パーツ代のみ)
針交換式のライトパン鯉仕掛けの完成です!
安価でもケプラーノット8号を使用しているので、約20kgの引張強度はあるはずです。
(配管用カバー「カブセール 8×22)
✅ウェイトは針も含めて10.63g。内蔵オモリは2号相当7.5gを中芯ケプラーノット8号にかしめる
✅ハリスはケプラーノット8号(≒31kg)を長さ50mmで2本
✅針はオーナーばりの鯉スレ16号の2本針
✅発泡素材の体積は14.8cm3
オリジナルを超えた!とは思いませんがいかがでしょうか(´>∀<`)ゝ?
Type-Rが完成するまで実に数十通りのプロトタイプや、取り寄せてみたものの想像と違うパーツの山を乗り越えてきました。
完成してしまえば実に低コストで簡単に作れてしまいますが、わずか5mmの違いに苦しめられました涙。
まだまだ進化の過程ですが、あなただけ手作りのパン鯉仕掛けの参考になれば幸いです♬
Type-Rで実釣♬
針が2本あるので、実釣するとType-Rが一番釣れるように感じます。
事実コ式の発案者である小林重工さんが取材で使用するのは2本針の「コ式 ORIGINAL」とHPに記載があります。
一度作れば壊れる事はあまり無いので、エポキシの充填が面倒ですが、Type-123ではなく後で針交換も可能なType-Rをおすすめ致します!
【番外編】おもしろパン鯉仕掛け夢今式Type家鴨
本気で市販コ式のパーツデータを集め、色々な材料を揃えて2つのパン鯉仕掛けを作成しました。
材料は揃っているので、イタズラ心に火が付いてしまい…(*థ౪థ)
おもわず手持ちのパーツで第三の夢今式を作ってしまいました♬
その名も「夢今式Type家鴨(あひる)」です!
100円ショップのおもちゃコーナーで目があってしまい、思わずお家に連れて帰ってしまったお風呂で浮かべるなつかしのアヒル🐤。
いや、勢いで作ったのでまだ鯉は釣っていませんが…。
川を流れるアヒル🐣が
ズボッ
と水中に消えるのを見てみたい❤
という事でやっつけで作ったType家鴨の作り方で〜す!
夢今式Type-家鴨の作り方
家鴨に必要なパーツ
対象年齢3歳以上のぷかぷかアヒルちゃん2匹で110円。
おしりの穴に埋め込むオモリはマルオモリ1号。
あとはType-Rで使用したパーツを全て流用します。
頭に穴、お尻にオモリ
お尻に内蔵されたピーピー鳴く笛を取ります。
そこにType-Rで使用したケプラーノット8号の中芯にマルオモリを噛ませたものを通して固定するだけ!
エポキシで上下の穴を埋めれば完成です♬
針を付けたら完成です♬
最後にお尻に1本針を付けたら完成です。
もともとお風呂に浮かぶので、お尻にオモリを入れ立ち上がりを早くしています。
道糸が頭上から出るので、水面のラインを嫌がるスレた鯉にも効果的♬
針を含めた自重
オモリ無しでも重いアヒルちゃんですが、マルオモリ1号(3.75g)を入れた自重は19.95gありました。
これはMP64コ式TYPE松の19gとほぼ同重量です。
✅ウェイトは針も含めて19.95g。内蔵オモリは1号3.75gを中芯ケプラーノット8号にかしめる
✅ハリスはケプラーノット8号(≒31kg)を長さ60mmで1本針
✅針はオーナーばりの鯉スレ16号の1本針
完全に勢いだけで作ってみたのですが、これが川を流れていると心が軽くなるのを感じます♬
どギツイ黄色を鯉がどう判断するかが問題ですが、釣れなくても「ほっこり」しませんか?
いや、大のおとなが川でアヒルを流してにやにやしているのは…不味いかも(´>∀<`)ゝ
夢今式Type-家鴨実釣♬
実際川に流した際の写真はコチラです♬
お尻にパンを引っさげて川を流れる様は、なんとも言えない穏やかな気持にさせてくれました。
ただし、色が悪いのか残存浮力が強すぎて流されるスピードが早いのが悪いのか…?偏光で水中を見ると、何故か鯉が逃げる場面も笑!
夢今式Type-Rだと一発で喰う日でも、10回以上流してようやくヒットしました!
実釣力はあまりないようですが、気持ちがほっこりするので、タックルボックスには入れておこうと思います♬
安くて強くてよく釣れる「夢今式パン鯉仕掛け」
最後はなんだかわるふざけに走ってしまいましたが、Type-Rは「みらどり」の自信作です!
アヒルちゃんの映像しか頭に残らないワンっ爆笑♬
1個単価200円以内でこのクオリティはかなり頑張ったんだけどなぁ。
それだけでもこの記事を読んで得した気分だし(〃゚艸゚)プッ
まぁ、1つでもわんだまんのお役に立てたようで良かったよ!
前回と今回でかなり散財してしまったので、しばらくお酒は控えないと…。
まぁ、健康の為には良いんじゃないの?
だいたいお酒飲みすぎだしっ!!
という事で、お酒は飲んでも飲まれるな…。
いや、安くて強くてよく釣れる夢今式パン鯉仕掛けの3タイプの作り方をご紹介致しました。
量産型の夢今式Type-123、こだわりの夢今式Type-R、完全にノリと勢いで作ってしまった夢今式Type-家鴨。
パン鯉仕掛け | 直径(mm) | 全長(mm) | 体積(cm3 ) | 自重(g) | 内蔵鉛(g) | ハリス(号) | 長さ(mm) | 針(号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Type-123 | 20 | 50 | 15.7 | 8.74 | 2号7.5 | 8(≒31kg) | 50 | 鯉スレ16 |
Type-R | 22 | 45 | 14.8 | 10.63 | 2号7.5 | 8(≒31kg) | 50×2 | 鯉スレ16 |
Type-家鴨 | ? | ? | ? | 19.95 | 1号3.75 | 8(≒31kg) | 60 | 鯉スレ16 |
MP46竹 | 20 | 50 | 15.7 | 8.9 | 2号7.9 | 10(≒38kg) | 50 | 鯉スレ16 |
MP46松 | 20 | 64 | 15.0 | 19 | 3号12.7 | 10(≒38kg) | 70×2 | 鯉スレ16 |
神田型 | 20 | 60 | 14.1 | 12.1 | 2号7.6 | 20(≒77kg) | 40×2 | 石鯛14 |
参考になる点がございましたらデータ収集と、パーツ探しにしこたま散財した「みらどり」も浮かばれます♬
本当の1個単価は…
と、ここまでお付き合い頂いた聡明なあなたなら薄々気がついていると思いますが…(ー”ー;)。
不器用な「みらどり」がエポキシ充填のType-Rを手作りした場合、テーブルをエポキシでベトベトにしながら1時間は格闘します!
平凡なサラリーマン「みらどり」の残業代は時給換算1800円程度。
つまり、パーツ代が200円程度でも1個作る場合の作業コストを入れると、ただの模倣品が1個2000円以上する計算になります
(´>∀<`)ゝ。
また、貴重なケプラートも一発で長さが決まらないので何本も無駄にしますし、出来上がったType-Rの水面バランスが悪く何個もぶっ壊しました!
基本的に時間をお金で買う「みらどり」です(冒頭の伏線回収(๑•̀ㅂ•́)و✧)
コ式仕掛けの開発者である小林重工さんからライセンス契約して販売していた影山産業さんやサクラベイト本舗さんのコ式は生産終了で手に入りませんが、本物のコ式はまだ購入可能です!
589本舗販売部で販売されている
「コ式 ORIGINAL(税込1980円)」
「コ式 1号(税込1650円)」
「コ式 2号(税込1430円)」
「PANデコイ(税込660円)」
などを購入し、手軽にパン鯉を楽しむのもアリアリですよね!
手作りする手間を考えたら「安い!」と思いませんか\(*°∀°*)/?
市販でも手作りでもパン鯉仕掛けを手に入れたら、あとはドキドキの表層ゲーム!パン鯉で鯉を釣るだけです♬
ダラダラと書き綴った長文ですが、最後までお付き合い頂きありがとうございました
(:D)┓ペコリンチョ
パン鯉の極意(釣り方)はこちらの記事をご参考下さい👇
みらどり 釣りは釣れなきゃつまらない!が持論の「みらどり」です。今回は日本全国どこにでも生息している「鯉」をターゲットに、激アツ表層ゲーム【パン鯉】についてお話したいと思います。 わんだまん おっと今回は釣れそう(*థ౪థ)な[…]