シュウ酸を気にせず、週3(シュウサン)食べても大丈夫!!
※引用元:公共財団法人日本医療機能評価機構 尿路結石診療ガイドライン 2013年版
驚きのサラダほうれん草 まろみ
子供の頃、子供向けアニメでポパイがほうれん草を食べて超人的なパワーを手に入れるのを観て育った「みらどり」です。
野菜嫌いの子供向けに、ほうれん草を食べるよう啓蒙する大人の事情で制作されたアニメだったそうですが、まんまとワナにハマりました笑。
しかし、ほうれん草を食べた後に感じるえぐみ・苦味は当時から苦手。
最近では、シュウ酸の少ないサラダほうれん草も増えてきましたが、えぐみを感じないほうれん草に出会った事はありませんでした。
食べてみたら驚いた!
しかし今回ご紹介する「まろみ」は、茹でてアク抜きせずレンチンだけでも口の中に残るえぐみをまったく感じませんでした(個人差はあると思います)!
それもそのはず、アク抜きした場合のシュウ酸減少率は37〜57%というデータがあるので、70%少ないまろみは生で食べてもえぐみを感じる事はありませんね。
水耕栽培など、育て方によるサラダほうれん草はありましたが、品種によってここまでシュウ酸の蓄積をおさえられたのはまさに画期的!
一般財団法人日本食品分析センターでシュウ酸成分を分析した結果、従来品種は成葉100gあたりシュウ酸740〜900mgに対し、新品種まろみはわずか150mg。
低シュウ酸ほうれん草である事が、証明されております。
お子様にもおすすめ
ほうれん草が苦手なお子様でも、栄養満点・甘くて美味しい「まろみ」ならきっと食べられるようになると思います。
実際、辛い・苦いが苦手なおこちゃま舌の息子にも食べさせたところ、
…と、一言いただきました♪
苦味の少ないゴーヤーはダメでしたが笑、えぐみを感じないほうれん草「まろみ」は合格だったようです♪
ほうれん草が苦手なお子様がいらっしゃったら、ぜひ一度お試し下さい。
栄養成分も無駄にしない
また、アク抜きのために茹でる必要がないので手間が減るだけでなく、栄養成分の流出が防げるのもメリットの1つ。
冒頭にも書きましたが、ビタミンC・βカロテンや各種ミネラルなどの栄養成分は、茹でる事でシュウ酸と一緒に水に流れ出てしまうのです。
近年アンチエイジングに重要な「抗酸化作用」を持つ野菜が注目されていますが、ほうれん草もそのうちの1つ。
家庭菜園でほうれん草を育てるなら、断然「まろみ」がおすすめです♪
食べすぎ注意
もちろん、70%OFFだからと言って3倍食べたら…食べすぎには注意が必要です笑。
ただし、シュウ酸成分70%OFFのまろみを茹でてアク抜きすれば、理論上シュウ酸は限りなくゼロに近づくのでしょうか?!
科学的なデータは持ち合わせておりませんが、ほうれん草大好き男としては実に興味深い実験です。
…は、やめておきます笑。
尿管結石は地獄の苦しみ…
ちなみに、結石の原因となるほうれん草のシュウ酸。
「みらどり」自身は発症したことはありませんが、意外と尿管結石を経験したことのある友人が多い事に驚きます。
調べてみると尿管結石は、泌尿器科の疾患の中では最も頻度の高い疾患のひとつで、年間罹患率も年々上昇を続けているそうです。
その痛みは人間が感じる最も強い痛みの一つとされているそうです…。
友人の話では、
…との事です。
尿管結石は癖になる
一度尿管結石を発症すると、再発する危険が高いそうです。
ほうれん草が大好きなのに、結石に怯えている友人を見るのがとても辛いので…。
えぐみ(シュウ酸)70%オフのサラダほうれん草「まろみ」でリスク回避致しましょう♪
プランターで栽培してみた
育て方は通常のほうれん草と同じです。
違いは、長期栽培してもシュウ酸を蓄積し難いので、プランターでも外葉を掻いて長期間楽しめるというメリットがある事。
秋→冬なら寒締めにより甘みが増しますし、春蒔きなら約1ヶ月で収穫可能です。
いずれにしても栽培期間は短めなので、プランター栽培でも手軽に収穫&試食出来ると思います。
ザックリと順を追ってご紹介致します♪
種の量について
畑で栽培する事が前提なので、毎回種が余ってしまいます。
まろみの内容量は25ml…一袋に100粒以上入っているので、プランター栽培だと使い切るのは難しいと思います。
しかし、有効期限は概ね1年(購入時期により異なります)で発芽率80%以上と記載があります。
秋撒きした余りは春蒔きで使えますし、春蒔きは生育適温15〜20℃にハマるので中間地・暖地ならうまく育てると3回は収穫可能です♪
それでも使い切れなかったとしても、一般的なほうれん草の種の場合3年経ってた種でも発芽しない事はありませんでした(経験談)のでぜひチャレンジしてみて下さい。
酸性土壌は苦手
市販の培養土を使用するなら特に問題はありませんが、ほうれん草に適正な土壌pHは6.3~7.1。
化石燃料の燃焼(人為起源)などにより、降雨が酸性※に傾いている事が多いので、なにもしなければ土壌が酸性である事が多いようです。
※pHが7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性。
酸度チェックが面倒なら、使い古したプランター用土なら苦土石灰を施しておきましょう(1Lの用土に2gが標準)。
10月5日 種まき
約1cmの深さに種をすじまきしました。
秋蒔きなので、冬の寒さで寒締めするのを前提に、元肥は長期間じわじわ効く有機肥料を入れてあります。
10月17日 双葉が揃いました
少し密集気味ですが、とりあえず双葉が出揃いました。
前述した降雨の影響を受ける場所にある酸性土壌のプランターは…この時点でまばらに芽が出ていました💦。
夏に栽培をして使い古した培養土は、秋に苦土石灰で酸度調整が必要ですね。
写真のほうれん草は軒下に設置したプランター。
降雨の影響を受けていない為、中性に近かったのだと思います。
11月9日 本葉が成長してきました
冬になって太陽高度が落ちると、日当たりが悪くなるので成長は鈍化しています。
こればかりは住宅街なのでどうする事もできませんが、日中に少しでも日が当たると確実に大きくなるのが葉物の魅力♪
温暖な地域なら40日〜収穫可能なので、15cmには成長していても良い時期です。
11月25日 間引き菜実食
前回の写真から約2週間後のまろみ。
立派に成長していますね♪
少し混み合っているので、数株を間引いてレンチンして食べてみました。
えぐみ70%オフ…半信半疑でしたが、間引き菜を実食してコレは本物だと確信しました!
まったくえぐみ・苦味を感じませんでした。
この時点ではそれほど甘みも感じませんでしたが、このまま寒締めしたら最高に美味しいほうれん草になるハズです!
12月18日 収穫!
種蒔きから約2ヶ月ちょっと、立派に成長したまろみ♪
数株を収穫し、レンジでチンして実食!
本格的な冬の到来でほうれん草が寒締め※され、肉厚で少し縮れている葉っぱの糖度は高く甘くなります(ちぢみほうれん草)。
※ちぢみほうれん草は品種名ではなく、寒さにあたって凍らないようほうれん草が糖度を上げた状態をさします。春先とは異なり、地面に葉を広げたロゼット状になり、あえて寒さにあて格段に甘くする事を寒締めと呼びます。
前回試食した時と比べ、甘みが抜群に高くなっています。
それでいて約2ヶ月栽培しているにも関わらず、えぐみ・苦みをまったく感じません♬。
手軽にまろみが食べたい!
プランター栽培では、収穫量に限界があるので週3(シュウサン)で食べることは出来ませんが、
…と、本気で思いました!
この味が忘れられないので、レンタル農園でも借りようかと検討中です笑。
鮮度を食べる!外葉をかいて長期間楽しむ♬
プランター栽培では、株事収穫すると2ヶ月の栽培期間で数回しか食卓にあがりません…。
しかし生でも食べられるサラダほうれん草なら、サニーレタスのように外葉をすこしづつ掻き取れば、長期間楽しめます♬。
特に茹でてアク抜きする必要のない「まろみ」なら、少量でもレンチンするだけなので味見程度なら手軽に食べる事も可能。
レンチンなら栄養成分も流出しないので、少量でも効率よく鮮度抜群のほうれん草が食べられます♪
ぜひ一度お試し下さいませ!。
ほうれん草を週3(シュウサン)食べても大丈夫♪サラダほうれん草まろみのまとめ
一日も早く、身近なスーパーでサラダほうれん草「まろみ」が買えるようになるのを願って、この記事を締めくくりたいと思います。
ほうれん草農家の皆まさま、ぜひとも宜しくお願い致します♬
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ