この記事にたどり着いたあなたも偏光グラス選びで迷っているのでしょうか?だとしたら、「みらどり」のように迷宮に入り込む前にバシッと最適な1本に巡り合って欲しいと願っています!
今度こそは!って偏光選んで現場で「あれっ???」となった時のあの感覚…泣ける。
偏光グラスを釣りで使うなら、カラー選びが一番大事なの!ましてやミラータイプなんて一番必要ないと思うけど?あ、犬はもともと夜行性だから紫外線や強い光に弱いんだね!
ミラーが好きなのはカッコイイからで…って、なんだ安直な答えって!!
つまり、ミラーにした時点でどんなに高価な偏光グラスも明るさが落ちるから釣りに一番適さないレンズカラーなんだよね〜。
久しぶりに渾身の「ドヤ顔」が出たので、面倒くさいんでさっさと語っちゃって下さい…はいどうぞぉ〜(ーεー*)
偏光グラスについて
偏光グラスは簡単に言うと水面やアスファルトの照り返しなど「眩しい」と感じる乱反射を抑える役割を果たします。
サングラスとの違いはここにあり、単純に光の強さ(光量)を抑えるサングラスでは水中を見ることは出来ません。
偏光フィルムはブラインドカーテン
偏光グラスとサングラスを区別するには、まず写真のようにレンズを重ねてみます。
偏光フィルムは横に線が入っており、2枚重ねても向こう側が見えます。
2本偏光がない場合は、PCやアイパッドなど液晶ディスプレイに採用されている偏光フィルターでも確認出来ます(偏光フィルムが使われていないモデルもあります)。
90度反転すると真っ黒に
どちらも偏光グラスであった場合は、90度反転すると真っ黒になり向こう側が見えなくなります。
片方が光量を落とすだけのサングラスの場合は黒くなりません。
このブライドカーテンのような横線が、上下から反射した光を遮り、まっすぐ入ってくる自然光のみ通す事でクリアな視界を確保するのが偏光グラスです。
最近では車の運転や、日常使いに偏光グラスを使う事もあると思います。その場合はデザイン性や掛け心地、ブランドで選んで頂いて問題ありません。
しかし、釣りにお使いになる場合はレンズカラーがとても重要です。多少カッコ悪くても、効率的に水面の乱反射をカットし水中の情報を的確に判断出来なくては意味がないからです。
多様なレンズカラーは販売戦略
メーカーさんはこぞって「晴天用」とか、「朝夕のマズメ時用」「コントラスト重視」「海用」「川用」「サイトフィッシング用」などと多くのアイテムを出してきます。
コントラストや可視光線透過率、偏光度が異なる30種類以上あるレンズカラーの中から、自分に最適な1本に絞り込むのはとても大変です!
「みらどり」も昔はこの沼にハマっていたのは言うまでもありません。
しかし、最近は偏光レンズの種類の多さは「人」を釣るためだと気がついちゃいました..💦。
一度購入すれば落としたり紛失さえしなければ余裕で10年以上は使える偏光グラス。
1色で事足りるなら商売が成り立ちません…。
そんなメーカーさんの販売戦略にまんまと乗って楽しく踊りまくった「みらどり」です♪
今となっては全て手元にあるわけではありませんが、買った偏光グラスの数は実に15本以上。
総額20万円以上の偏光グラスを購入してきました(๑•̀ㅂ•́)و✧
そんな「みらどり」が、どんな時でも常に使い続けていた愛用のレンズカラーこそが万能な1本と言えるのではないでしょうか?
※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません笑。
絶対的性能
どんなレンズカラーでも、偏光度は99%が正義です。偏光グラスである以上、乱反射を残しては意味が無いと考えます。
次に可視光透過率、ようはレンズの明るさです。暗い所では瞳孔が開きます。瞳孔が開くとピントが合いません。薄暗ければよく見えない…ので、可視光線透過率も高い(明るい)方が性能が高いと言えます。
最後にコントラスト。昔は裸眼に近いグレー系のレンズが万能だと思いこんでいました。タレックスのトゥルービューや、サイトマスターのライトグレー、コンベックスのフェザーグレイがこれにあたります。
普段偏光グラスを掛けていない裸眼に近いナチュラルな、それでいて少し暗い視界。
実際前述の可視光線透過率が一番高いのがグレー系のレンズなので、コントラストより透過率が高い事が正義だと思っていた時代がありました。
しかし、実際「みらどり」が数あるレンズカラーの中から無意識で手にしてしまうのはコントラストの強いサイトマスターのスーパーセレン・コンベックスのサイトコパー・タレックスのアクションコパーのレンズでした。
どんなに可視光線透過率の高いレンズでも、裸眼より暗くなる為その暗さを補うのにコントラストが高いことが重要だと気が付きました。
またコントラストが一番高いのは赤系レンズですが、これに明るさを足したタレックスのラスターオレンジや、コンベックスのアクティブオレンジが2021年11月現在のベストカラーです!
注意:レンズ選びで悩ましいのが新しいレンズカラーが開発される事。しかし、どのようなレンズカラーが発売されても下記条件が満たされていれば問題ありません♪
レンズカラー | シチュエーション | 偏光度(%) | 可視光線透過率(%) | メーカー名 |
---|---|---|---|---|
トゥルービュー | 自然色 | 99 | 30 | タレックス |
トゥルービュー スポーツ | 自然色 | 99 | 30 | タレックス |
トゥルービュー フォーカス | 自然色 | 99 | 12 | タレックス |
ピース グレー | 自然色 | 50 | 50 | タレックス |
トゥルービューゴルフ | 自然色 | 99 | 30 | タレックス |
エアリーグリーン | 自然色 | 99 | 25 | タレックス |
アクションコパー | コントラスト | 99 | 30 | タレックス |
ラスターブラウン | コントラスト | 95 | 30 | タレックス |
ピースブラウン | コントラスト | 50 | 50 | タレックス |
アーシーブラウン | コントラスト | 99 | 15 | タレックス |
エアリーパープル | コントラスト | 99 | 25 | タレックス |
ラスターオレンジ | コントラスト | 95 | 32 | タレックス |
エベレス卜オレンジ | コントラスト | 99 | 6 | タレックス |
イーズグリーン | 明るさ重視 | 90 | 40 | タレックス |
ビスタイエロー | 明るさ重視 | 95 | 35 | タレックス |
ディープブラウン | コントラスト | 99 | 20 | ティムコ |
スーパーライトブラウン | コントラスト | 99 | 34 | ティムコ |
ラスターオレンジ | コントラスト | 95 | 36 | ティムコ |
イーズグリーン | 明るさ重視 | 90 | 44 | ティムコ |
ライトローズ | コントラスト | 95 | 34 | ティムコ |
スーパーセレン | コントラスト | 99 | 24 | ティムコ |
スーパーライトグレー | 自然色 | 99 | 34 | ティムコ |
ライトブラウン・シルバーミラー | コントラスト | 95 | 25 | ティムコ |
ライトグレー・シルバーミラー | 自然色 | 99 | 25 | ティムコ |
イーズグリーン・シルバーミラー | 明るさ重視 | 90 | 35 | ティムコ |
フェザーグレイ | 自然色 | 99 | 38 | コンベックス |
フィールドグレイ | 自然色 | 99 | 38 | コンベックス |
シュターグリーン | 明るさ重視 | 99 | 37 | コンベックス |
サイトコパー | コントラスト | 99 | 30 | コンベックス |
アクティブオレンジ | コントラスト | 99 | 31 | コンベックス |
バーサタイルコパー | コントラスト | 99 | 26 | コンベックス |
ラビスブルー | コントラスト | 99 | 23 | コンベックス |
マディブラウン | コントラスト | 99 | 32 | コンベックス |
ナチュラルグレイ | 自然色 | 99 | 27 | コンベックス |
ハンターグリーン | 自然色 | 99 | 26 | コンベックス |
ウエアブラウン | コントラスト | 99 | 26 | コンベックス |
ディープグレイ | 自然色 | 99 | 12 | コンベックス |
ディープグリーン | 自然色 | 99 | 12 | コンベックス |
ディープブラウン | コントラスト | 99 | 12 | コンベックス |
これだけの種類の中から選べますか??
という事で、偏光選びの沼にハマる前に結局これ1本で良かった…と「みらどり」の結論をご参照下さいませm(_ _)m
可視光線透過率は30%以上が理想
コントラストの強い赤色系のセレン・コパーが万能
さらに明るさとコントラストのバランスに優れたオレンジ系がベスト!
おすすめの1本
以上の事を踏まえた上で、釣り用偏光グラスを1本選ぶ時「みらどり」が絶対外せない選択基準について考えていきたいと思います。
メーカー・ブランド問わず、30種類以上ある偏光レンズのカラーバリエーションですが、偏光沼であがき続けた「みらろり」の考察は以下の通りです。
日本人の瞳の色
そもそも日本人の瞳の色はヨーロッパのそれ(メラニン色素が極端に少ない青系の瞳)と比べて太陽の光量(紫外線)に強い「茶色(ブラウン)」ですよね。
日常生活で太陽の光を眩しいと感じ、サングラスを掛けないと目を開けていられない瞳の色ではないと思いますが皆様はいかがでしょうか?
つまり日本人の瞳にマッチしたレンズカラーとは、光量を落とす必要のない出来るだけ明るい色と相性が良いのです。
偏光レンズの基本は明るいブラウン系と言われますが、1本で万能に使うレンズはよりコントラストのより強く出る赤色系のレンズだと実感するようになりました。
中でもローライト対応のオレンジ系カラー(ラスターオレンジ・アクティブオレンジ)は明るさとコントラストのバランスに優れた日本人向けの万能カラーだと言い切れます!
万能なレンズカラー
レンズカラーは実に10色以上を試してきました。水中を見る必要の無い沖釣りでも、川底の石の状況が必要な鮎・渓流釣りでも。
もちろんエサ釣りにもサイトが必須のルアーフィッシングにも…様々なシチュエーションで100%偏光グラスは掛けてきました。
そんな「みらどり」が常に無意識のうちに常用していたレンズカラー。それがコントラストの高い赤系レンズでした。
最終的にもう少し明るさを加えたオレンジ系レンズにたどり着くのですが、アクションコパーやサイトコパーも強いコントラストが好きな方なら満足いただけると思います。
1本だけ選ぶ…となった場合は、万人受けするオレンジ系レンズを手に取ります。
レンズメーカー
日本では主にタレックスの偏光レンズを使用した商品が多数出回っています。有名なのはティムコのサイトマスターではないでしょうか?
また、偏光度99%が売りのコンベックスさんのレンズも何本か持っています。コンベックス社のレンズを採用している偏光グラスは少ないのですが、街の眼鏡屋さんでオーダーする事も可能です。
ただし、どこのレンズメーカーを選んでもレンズカラーは類似するような色が多いと思います。問題は偏光度と可視光線透過率の絶対的性能です。
個人的にはコンベックス社のレンズの方が偏光度が高い(99%)ので気に入っています。
ただし、どのメーカーもカタログ上はもっともらしい事がかいてあるのですが、とにかく釣りに使うまでは使い心地は分からないので困りもの。
迷いに迷って購入した偏光グラスでも、結果的に1回か2回使用して手を伸ばさなくなったカラーも多数あります。
おすすめのレンズカラー
1つ1つ書いていたらまた無駄に長文(´>∀<`)ゝになってしまうので、今回はズバリ結論から発表致します!
コンベックスのレンズである
SPX-106 アクティブオレンジ
が「みらどり」が必ず手にする使用頻度NO.1の万能レンズカラーです!
アクティブオレンジ
偏光度99%で透過率31%、コントラスト効果と明るい視界を両立させたまさに理想のレンズカラーです!
難点を言えば、コンベックス社の偏光レンズを使用したメーカーが少ない事。
タレックス社が偏光レンズ市場では圧倒的なシェアを誇っているので、類似のレンズカラーもあります。
しかし、ラスターオレンジの偏光度は95%、透過率32%と唯一譲れない偏光度が低い事があげられます。
たかが4%ですが、間違いのない1本を選択するならアクティブオレンジでキマリだと思います。
下のコンベックスさんのフェイスブックでアクティブオレンジ動画をご確認下さい👇
タレックスのラスターオレンジや、コンベックスのアクティブオレンジはどちらかと言うとローライト用とありますが、コントラストと明るさの両立感が日本人向けに万能な1本であると考えます。
「このカラー1本あれば、他のカラーは不要です(๑•̀ㅂ•́)و✧!」
※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません笑。
おすすめのブランド
レンズが決まればフレームやブランドはファッション同様、人それぞれの好みの問題です。
個人的にはサイトマスターのガラスレンズに惹かれるのですが、サイトマスターにアクティブオレンジが無い事と(タレックスレンズ使用の為)、一般的なメガネ市場でガラスレンズが絶滅している事で諦めました。
その理由の1つに圧倒的な軽さが挙げられると思います。
また、樹脂製レンズ特有の歪みの少ないCR39レンズならガラスのモールドをベースに製作されている為、平行度及び屈折力が安定しています。
安価なポリカーボネートレンズと比べて圧倒的に光学特性に優れているので、JIS T8147の光学的性能の項目を満たしたレンズで、度付用に多用されています。
樹脂である以上小キズは入りますが、普段使いのメガネ同様のメンテナスを行えば10年以上は使えると思います。
コンベックスレンズ採用メーカー
具体的に現在手に入るコンベックス社のアクティブオレンジ採用偏光グラスを調べてみました。
以前はシマノさんもコンベックス社のレンズを採用しておりましたが、現在では生産していないようです。
街の眼鏡屋さんでオーダー(度付きも可)する事も可能ですが、今すぐに手に入る偏光グラスは下の2社になると思います。
コンベックス社純正の偏光グラスと、通販サイトのコンキーさんの特注品です。
コンベックス社純正の偏光グラスはこちら👇
「みらどり」が現在愛用しているコンベックス社純正の偏光グラス「SPX-106」です。
フレームはチタンでバネ式なので頭のデカい「みらどり」でもピッタリフィットします♪
在庫は残りわずかですのでリンク切れの際はご了承下さいませ。
楽天とヤフーショッピングで商品リンクへ飛びます(アマゾンは在庫無し、検索画面になります)。
オークリーのフレームにコンベックスのレンズをはめ込んだ特注品です👇
樹脂製のフレームなので、本来なら実際に偏光をかけてから買いたい商品ですね…。
今までどんな偏光でもそつなくフィットした方なら大丈夫??
レンズは本物ですので、お気に入りのフレームにオーダーしても良いかもしれませんね♪
アマゾンとヤフーで商品ページへ飛びます(楽天は在庫無し、検索画面に飛びます)。
失敗の少ない偏光グラスの選び方【まとめ】
偏光レンズの色で迷ったら、偏光度・可視光線透過率・コントラスト・明るさで選ぶと間違いがないと思います。
- 偏光度は99%
- 可視光線透過率は30%以上
- コントラストの強い赤色系のセレン・コパー
- さらに明るさとコントラストのバランスに優れたオレンジ系がベスト
これが偏光選びの基準です。
具体的なレンズカラーはタレックス社のラスターオレンジと、コンベックス社のアクティブオレンジです。
残念ながら「みらどり」愛用のコンベックス社のアクティブオレンジ採用の偏光グラスは数が少ないようです。
そこで、数多くのメーカーが採用しているタレックス社のラスターオレンジ採用の偏光グラスと、人気のサイトマスターのラスターオレンジ(ガラスレンズバージョン)を貼り付けておきます。
偏光選びの泥沼から抜け出せますようお祈り申し上げます
(*・ω・)*_ _)ペコリ