今回は、子供の成長に必須の「えごま油」についてまとめてみました。
「えごま油」が体に良い事はもはや常識だワン。遅咲きのブロガーはこれだから困るワンワンワンっ!
確かにググればいくらでもコンテンツは出てきます。
でも、「みらどり」のウェブログにも絶対必用な重要なコンテンツなので書かせてやってもらえないでしょうか?
コピペだけの低品質のコンテンツなんて必要ないんだワンっ。
(心の声:なんかハードル上げられた気分だけど・・・。)
成長期の子供にこそ「えごま油」は必須
人間は口から食べ物を取り入れる事で、自分の体に必要な様々な栄養素を消化・吸収しています。
日常の食生活において、十分に必要量が摂取できるモノや、足りなければ体の中で変換して補う事の出来る栄養素もあります。
しかし、「えごま油」に含まれるオメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸は「必須脂肪酸」と呼ばれ、人の体内では作ることの出来ない重要な栄養素です。
そして、α-リノレン酸は主に体内でDHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)という必須栄養素に変換されます。
これらの栄養素は主に「サバ」や「イワシ」などの青魚に多く含まれています。しかし、食文化が欧米化した現代の日本の子供たちは、必要とされる摂取量を摂れていないご家庭が多いのではないでしょうか?
それにより、子供の学習機能が低下しているとしたら・・・。
「えごま油」に多量に含まれる「α-リノレン酸」は、体内で一部がDHAやEPAに変換されるので、子供の健全な発育や、脳・神経系の機能を保つ事に役立ちます。
お子様の為にも、ぜひこちらの記事をご一読くださいませ!
必須栄養素「n-3系脂質酸」の含有量
可食部100gあたり | n-3系脂質酸(mg) |
えごま油 | 58310 |
あまに油 | 56630 |
なたね油 | 7520 |
オリーブオイルごま油 | 600 |
ごま油 | 310 |
上記データから「えごま油」と、「あまに油」が飛び抜けて「n-3系脂質酸」含有量が多いことが分かると思います。
えごま油に含まれるn-3系脂質酸である「α-リノレン酸」は、体内で一部がDHAやEPAへと変換されるので、子供の学習機能の向上に役立つのです。
もちろん、ダイレクトに青魚を毎日食べさせれば、下記のようなDHAやEPAが摂取出来ます。
可食部100gあたり | DHA(mg) | EPA(mg) |
さばの缶詰(水煮) | 1300 | 930 |
まさば(生) | 970 | 690 |
まいわし(生) | 870 | 780 |
にじます(淡水養殖) | 550 | 140 |
メバチマグロ(生) | 190 | 40 |
毎日「青魚」が食卓に上がっているご家庭では特に気にしなくても良いのですが、「みらどり」の家庭では魚は週に1,2回程度…。あなたのご家庭ではいかがでしょうか?
もちろん、大人にとってもこれらの「n-3系脂質酸」は必須栄養素であることに変わりありません。
日本の古くからの食文化が失われていると感じたら・・・ぜひ「えごま油」で調整して上げて下さい。
「えごま油」の健康効果・効能【まとめ】
子供にとっても、大人にとっても必須栄養素が効率良く摂取できる「えごま油」ですが、主な健康効果や効能は次のような事が一般に言われています。
- 脳の発達や活性化
- 抗アレルギー作用
- 抗不安作用
- うつ病など心疾患の予防効果
- 血圧やコレステロールを下げる
- 脂肪を燃焼させやすくするダイエット効果
- 認知症予防に期待
- アンチエイジング(抗酸化作用)
これらは、「えごま油」から摂取された「α-リノレン酸」によるものと、変換されたEPAやDHAによる効果も含まれます(DHAは“認知機能改善効果”がヒトで報告されています)。
また、そのエビデンスが確立されていない説もありますが、なんらかの基準や目安を元に効果・効能があるとされています。
病気が治るとか、症状が改善するとは言えません(EPAやDHAは「食後の血中中性脂肪が上昇しにくい食品」として特定保健用食品になっています)。
しかし、えごま油に含まるα-リノレン酸は、人間の体では作り出すことの出来ないは必須栄養素である事は間違いありません。
子供の発育や、記憶・学習機能の向上を狙って「えごま油」を毎日摂取する事はとても有効だと考えます。
また、大人にとっても健康に良いとされる「えごま油」を意識的に毎日摂取する事は、生活習慣病予防にも最適だと言えるのではないでしょうか。
1日の「えごま油」摂取量目安と効率的な食べ方
抗酸化作用も期待出来るのと絶食時間との関係から「リコピン」同様、朝摂取することが良いとされています。
厚生労働省の2020年のデータでは、n-3系脂質酸の必要量を算定する有用な研究は十分に存在しないとし、主に中央値を元にした目安量が策定されています。
年齢(歳) | 男性 | 女性 |
1〜2 | 0.71 | 0.75 |
3〜5 | 1.13 | 0.99 |
6〜7 | 1.59 | 1.28 |
8〜9 | 1.39 | 1.31 |
10〜11 | 1.58 | 1.61 |
12〜14 | 1.91 | 1.59 |
15〜17 | 2.16 | 1.64 |
18〜29 | 1.92 | 1.62 |
30〜49 | 2.03 | 1.59 |
50〜64 | 2.16 | 1.85 |
65〜74 | 2.23 | 1.99 |
75以上 | 2.09 | 1.83 |
妊婦 | 1.48 | |
授乳婦 | 1.81 |
出典元:厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より
あくまで目安量ですので、神経質になる必要はありませんが、これを見ると、6歳以上なら1日におおよそ1.8gの「n-3系脂質酸」を摂っていれば良さそうです。
油ですので多量に摂取すれば良くない事は明らかですが、料理に入れた分が全て吸収されるとは考えにくいと思います。
また、成人男性なら「えごま油」以外からの摂取も考えられるので約1.8g程度の摂取が目安となりそうです。
後述する朝日の「えごま油3g分包タイプ」は、1袋3g中に1.8gの「n-3系脂質酸」が含まれています。
まさに1日の摂取量の目安通りで、酸化の心配の無い理想的な「えごま油」と言えませんか?
おすすめの食べ方
オススメの食べ方は、卵やごはん、納豆や牛乳などの良質のたんぱく質と一緒に「えごま油」1袋を生で食べると良いと言われています。
また、「えごま油」と言っても透明から褐色のモノまで品質により異なり、味も魚臭いモノから、無臭のモノまで色々あります。
えごま油の食味は、ダイレクトで飲んでも「みらどり」は特に不味いとは感じませんでした。上質なモノは無味無臭と言われています。
試しに3g分包タイプの「えごま油」を子供に直接飲ませたら…「クソマズイ!!」と言われました。
味噌汁に入れた時はまったく気が付かなかったので、子供には汁物に入れるようにすれば無駄なく摂取させる事が出来るでしょう。
サラダにかける方もいらっしゃいますが、3gを余さず摂取したいので牛乳や汁物、納豆に入れる事をオススメ致します。
オメガ6系脂肪酸とのバランスが大切
必須脂肪酸には、オメガ3系のα-リノレン酸以外にも、オメガ6系のリノール酸もあり、この2つのバランスが大切です。
しかし、子供も大人も現代の食生活では、意識せずともオメガ6系は摂りすぎている方が多いのが実情です。
リノール酸は、大豆油やコーン油などの植物油に多く含まれ、お菓子やパン、マヨネーズ、カップ麺、惣菜などの加工食品やファーストフードなどに多く含まれています。
どちらかというと、オメガ6系のリノール酸は過剰摂取に気をつけて、オメガ3系のα-リノレン酸を意識して摂取しましょう。
「えごま油」は酸化に注意!少し高くても分包タイプがオススメの理由
どんなに優れた栄養食品でも、欠点があります。「えごま油」の場合は、加熱調理が苦手。
光と熱に弱く、酸化しやすいのが欠点です。また、開封後は空気による酸化も進む事から、開封後1ヶ月以内に使い切る事が推奨されています。
熱に弱いので料理に使う場合、加熱調理には使わずに「調理済み」のお料理に生でかけるのがベストです。
また、えごま油を購入する際は、2週間程度で使い切れる容量のボトルタイプを目安に選びます。
しかし1人暮らしの方や、使用量が少ない方は、酸化を気にせず必要量が摂取できる3g分包タイプがおすすめです。
酸化というのは、開封後すぐに始まります。1ヶ月で使い切ることが推奨されていても、開けたてと1ヶ月後では品質に大きな違いが出てしまうのがその理由です。
ちなみに数多くの「えごま油」がありますが、ご紹介の朝日「えごま油」分包タイプが一押しです。
独立行政法人 国民生活センター「えごま油の品質に関する独自調査」では、2015年に購入した20品目のえごま油を調査。
その中の、酸価分析結果では朝日ブランドの低温圧搾一番搾り「えごま油」が0.05という最小値を記録しています(最大値は3.06)。
また、医療法人社団 満岡内科・循環器クリニックのHPでは、酸化の進んだ「えごま油(過酸化脂質)」は病気の原因になるとの記述があります。
健康の為に摂取しているのに、過酸化脂質は動脈硬化の原因や認知症を発症する恐れがあるとも言われています。
酸化していない、鮮度の良い高品質の「えごま油」を毎日3g摂取するには、製造方法がしっかりした「朝日のえごま油3g分包タイプ」が最適と言えます。
「えごま油」と「あまに油」はどちらが良いのか?
前述の文部科学省の成分データでは、どちらもα-リノレン酸の含有量はあまり変わりませんでしたね。
しかし、「みらどり」が信頼する朝日社製、分包タイプの「えごま油」と「あまに油」を比較した場合、価格は同じでもα-リノレン酸の成分表示に違いがありました。
「えごま油」は3g中にn3系脂肪酸は1.8gとあります。しかし「あまに油」はα-リノレン酸が安定しないのか、n3系脂肪酸が3g中に1.2〜1.8とあります。
この時のスーパーでの販売価格はどちらも税込み1078円(税込)でした。
つまり価格が同じであれば、α-リノレン酸の含有量が安定している「えごま油」がオススメですね。
脳を育む「えごま油」についての基礎知識【まとめ】
酸化しやすいのが「えごま油」の唯一の欠点だとすれば、酸化を気にせず使い切れる分包タイプ一択になりますよね。
島国日本では、難しい事を考えなくても「魚」主体の食事が一般的でした。しかしいつの頃からか食の欧米化が進み、今では「肉」メインの食生活に変化してきています。
「ゆとり教育」や「スマホと因果関係」など、子供を取り巻く環境の変化で学力の低下が叫ばれています。
しかし、毎日の食生活にもその一因があるとしたら、意識して摂取すべき栄養素があるとしたらあなたならどうしますか?
いきなり毎日「青魚」主体の食生活にするのは難しいと思います。せめて、1日3gの「えごま油」で、子供の脳に「活」を入れてみてはいかがでしょうか?
生活習慣病は、毎日のちょっとした悪い習慣が積み重なって引き起こされます。
逆に、効果・効能はすぐには感じられなくても、毎日継続して良い習慣を身につければ、10年後、20年後の健康習慣として確実に成果が現れてくると思います。
あなたや子供の将来の為に、1つでも体に良いとされる習慣を身に付けてみてはいかがでしょうか?