インフィニティの効果
リールのメンテナンスってなかなか自分では難しいですよね。
オーバーホールなど内部的なメンテナンスはプロ(メーカーのアフターサービス)にお任せするとして、せめて外観はいつまでも綺麗に保ちたいと思います。
外観をピカピカにするだけでなく、ガラスコートする事により海水使用のタックルはサビの原因である塩水対策にもなります。
水性ガラスコーティング剤インフィニティは、強力な撥水効果で海水の付着を抑制。さらに海水やコマセ汚れが付着しても拭けばサラリと落とせます。
安全な水性ですが、乾燥すると耐久性のあるシリコンレジン(樹脂)が水を弾き防汚性能を発揮します。塩分や油分などの汚れからタックルを保護するイメージです。
さらに微細な凸凹を平らにし光の乱反射を和らげ、表面に光沢を与え美観アップが期待出来るのがインフィニティの特徴です。
もちろん、ガラスコートと言っても分厚いコーティングではないので傷を隠したり予防する事は出来ません。
また、自動車用のガラス系コーティング剤に詳しい方ならご存知だと思いますが、新品で下地が綺麗な状態でコーティングするのが一番効果的です♬
残念ながら元の下地(コーティング)がガタガタになってからでは思ったほどの効果は期待できません(それなりの光沢は出るので古いタックルにも使えます)。
リールを大切に永くお使い頂く為にも、下地を痛める心配の無い釣具専用に独自開発された水性ガラスコーティング剤「インフィニティ」で無限の煌めきを手に入れてみてはいかがでしょうか?
インフィニティ使用例
とりあえずはじめに使用前→使用後の写真を例に、インフィニティの性能をご確認下さい。
1本60mlでリール60台分、撥水効果は180日ですからお手持ちのタックルにガンガン使っても十分な容量があります。
ただし使い方にもよりますが、「みらどり」の体感では90日を目安に効果が薄れてくるように感じました。
また、頻繁に使用するスマホ画面のコーティングの場合は、30日を目安に再施工すると気持ちよくお使いいただけると思います♪
リールに煌めきを取り戻す
トップバッターは20年以上前から愛用の95ステラです。
どんなにインフィニティが優秀でも、下地のダメージがある場合はこんな感じになる…という参考まで。
出来ることなら、新品の状態からインフィニティを使い続ける事が大切だと思います。
電動リールの塩水ブロック
電動リールも海水による塩害と、コマセや付けエサで汚れやすい代表格ですね。
毎回釣り場で帰港後に水洗いするのですが、頑固に付着した油汚れなどは落としきれていなかったようです。
よ〜っく水洗いした後、インフィニティを施工すると画像のような輝きが取り戻せました♪
激的なビフォーアフター画像ではありませんが、年式が古くなると致し方ないと思います。
竿のガイド部も効果的
淡水で使用する竿ならそれほど汚れないかもしれませんが、船釣りの場合ガイドの腐食はとてもやっかいです。
船釣りから帰ったら、毎回一緒にお風呂に入ってお湯で塩分を洗い流すのですが、くすみなどは取れません。
塩が残っていると、最悪ガイドが腐食します。
インフィニティでコーティングしておくと、撥水効果で海水の付着を抑制できるので帰宅後のメンテナンスが楽になります♪
船用両軸リールの汚れ予防
続いて、ライトアジで5回ほど使用した船用両軸リールにインフィニティを施工してみました。
使用頻度が多くないので、目立った傷はありません。
元々の下地も生きているようで、インフィニティで新品の煌めきが戻りました♪
船用両軸リールにインフィニティを使う一番の利点は、海水の付着抑制とコマセで使うべっとべとコマセ「イワシのミンチ」からガード出来ることです。
あらかじめインフィニティを施工しておけば、帰港後すぐに真水で洗い流すだけできれいに汚れが落ちます!
アミコマセよりアブラギッシュなイワシのミンチを使うなら、インフィニティは必須です♪
ワカサギ電動の防汚
ワカサギ釣りをされる方にかなりオススメ!
淡水のワカサギ釣りの一番の敵は、ワカサギの鱗ではないでしょうか?
電動リール本体に付着した鱗は、乾くとそれはもう張り付いてなかなか取れません。
あらかじめインフィニティで本体を保護しておけば、現場で濡れタオルで拭くだけでだいぶ鱗が落とせます。
もちろん完全ではありませんので、乾いてしまったらガムテープで鱗を取って下さい。
また、インフィニティの撥水効果を利用して、ワカサギ穂先に施工すればべとべとくっつくPEラインの滑りも良くなります。
あらかじめPEラインにフッ素コートをする事が前提ですが、さらにインフィニティで穂先をコーティングしておくと快適に釣りに集中出来るようになります!
新品未使用の22ステラ1000SSPG
最後に新品未使用の22ステラ1000SSPGに、第四のインフィニティを施工した画像です♫
当然傷ひとつ無く、下地は完璧な状態です。
写真ではわかりにくいですが、陽光に当てた時のギラツキ感は確実にUPしています!
なんとも言えない深みのある艶感…まさに高級車並の煌めきがプラスされました。
傷を防ぐほどのコーティングの厚さはありませんが、水や汚れを寄せ付けない事で防汚効果は抜群です♪
全ての22ステラユーザーに使ってほしい!第四のインフィニティ…いかがでしょうか笑?
スマホはサラサラ
実は釣具用のインフィニティですが、水性でベタつかないからスマホの画面に施工すると超快適♬
釣りに頻繁に行けない「みらどり」は、一番インフィニティの使用頻度が多いのがスマホだったりします笑。
とにかくクセになるほどのスルスルの指触りなんです!
まさに
です笑。
以前は自動車用のガラスコーティング剤を使用しておりましたが、圧倒的にインフィニティの方がコーティングや煌めき、サラサラな感触を強く感じます(個人的な感想です笑)。
水と油、インフィニティをコーティングするとピカピカになるだけでなくその後の皮脂汚れも落ちやすくなります。
新陳代謝の激しい小学生のこ汚い指で操作されるスマホ画面も、予めインフィニティでコーティングしておくとサラッと汚れも落ちやすくなるんです。
デメリット
注意点として、スマホ本体にお使い頂くと若干滑りやすくなるので落とす危険が高くなるかも…?
「みらどり」はインフィニティでコーティングした後、スマホカバーをしているので問題ありませんが、裸でお使いの場合は注意が必要です。
また新品の輝きに戻るので、屋外の使用では買ったばかりの頃のよう(まるで鏡のよう)に光を反射して画面が見難い…という欠点もあります。
これは、マット系のスマホ保護フィルムをお使い頂くと解消出来ますが、新品の頃を思い出して自分の顔を眺めながらニヤニヤしてもかまいません笑。
タブレットも拭くだけ
室内で使用していれば、砂埃など拭き取った際に傷の原因となる汚れは付着していません。
本来なら軽く水拭きした後にマイクロファイバークロスで拭き取るのですが、皮脂汚れだけなら軽く擦るだけでもこの通り綺麗になります。
本来の使い方とは異なりますが、日常使いするスマホやタブレットですから綺麗な方が気持ちがいいですよね♬
キーボードも新品の使い心地
スマホ同様、指先から皮脂汚れが付着してベトベトのノートパソコンのキーボード。
毎日叩くのですから、当然といえば当然ですね。
また、タッチパネルの場合画面も日に日に汚れていきます…。
というツッコミが聞こえてきそうですが笑。
新品のうちからコーティングするのがオススメですが、一度気合を入れて皮脂汚れを落とした後にインフィニティを施工すれば、あとは気になった時にマイクロファイバークロスで拭くだけでOKです。
水性で樹脂を痛める事もありませんから、気になる家電にガンガン使っても問題ありません。
ただし、インフィニティをキーボードに直接吹き付けると本体に水が入り故障の原因になるのでご注意下さい。
使う前の施工が大事
20年以上前から愛用しているステラから、15年前から使用している電動リール、10年前に買った船竿のガイド、3年前に購入してから5回しか使っていない状態の良い船両軸リール、さらには1前に新品の状態からコーティングしたワカサギ電動まで。
使い込んだ順に使用例をご確認頂きましたが、年式の古いリールはさほど煌めきを取り戻せていませんね。
インフィニティは人にも環境にもリールにも優しい水性ガラスコーティング剤です。
研磨剤も有機溶剤も含まれていないので、下地が傷んでいればコンパウンドやワックスのように傷を削り取ったり隠したりして輝きを取り戻す事はありません。
口コミにあるような「期待していたほどではない」とか、「それほどピカピカにならない」というのは元々の下地が傷んでいるからだと思います。
なるべくなら新品のうちからお使い頂くと、防汚効果と美観効果が期待出来ます。
とくにメーカーのフラッグシップと呼ばれる上位機種の塗料や下地はとても優れたモノを使用しています。
いつまでもその輝きを持続させたいなら、高級車のようにガラス系コーティング剤「インフィニティ」で適宜下地(コーティング)を保護する事が必要です♪
自動車用ガラスコーティング剤比較
インフィニティが発売される前は、自動車用のガラス系コーティング剤(300mlで2000円前後)を自己責任で釣具に使っていおりました。
それと比べるとインフィニティの価格は60mlで2000円前後ととても高価です…。
そこで今回は各メーカーに問い合わせをしてみました。
主成分
主成分は「シリコンレジン」「フッ素樹脂」「界面活性剤」、水溶性なので溶剤(溶媒)の「水」です。
有機溶剤(油性)ではないので、基本的に自動車用水性ガラスコートを使用しても塗装を痛める事は無いと思います。
そこで、水性ガラスコートと明記されている自動車用塗装面のガラスコート剤を比較してみました。
- C社 ガラスコート剤(シリコーンレジン、界面活性剤)
- T社 ガラス繊維系ポリマー(強化ガラス繊維素・界面活性剤・シリコーン・水)
- K社 水性ガラスコート剤(ケイ素化合物、フッ素樹脂・水 )
結果的には各社成分表の書き方が異なりますが、概ね同成分だと予測出来ました。
しかし、微妙な添加剤の違いで釣具に使えるか不安が残るので直接問い合わせてみました。
某メーカーに聞いてみた
そこで、直接某メーカーに問い合わせてみました。
車に施工するので、価格は同じでも容量はインフィニティの約4倍…。
もしこれがリールに使えるなら、文字通り「じゃぶじゃぶ」使おうと考えたのですけれど。
結果は
「水性シリコンレジンコーティング剤は自動車用に開発したもので、釣具への適用は想定していません。自己判断にてお使いくださいませ。」
まぁ、当然の回答ですね笑。
塗装が剥がれたり、ムラになった際の保証は出来ませんからね。
あくまで自己責任ですが、自動車用ガラスコーティング剤は昔から使っているので(自己責任で笑)勝負するなら試してみても良いと思います。
リールメーカーに聞いてみた
そこで今度は某総合釣具メーカーのお客様サービスセンターに問い合わせてみました。
質問の仕方は
「水性ガラスコーティング剤をリールや電動リールに使うのは大丈夫ですか?釣具専用でインフィニティという商品が発売されていますが、それも合わせてご回答お願い致します。」
即答出来ないと予測していましたが、開発部門に問い合わせてくれたらしく次のような回答がかえってきました。
「水性ならおそらくお使い頂けると思いますが、全てのガラス系コーティング剤で弊社の塗装(コーティング)と相性をテストした訳ではないので、大丈夫ですとは言い切れません。過去に塗装を痛めた事例もあるので、自己責任でお使い下さい。」
まぁ、この対応も当然ですね…。
何度も言いますが、「みらどり」は過去に使っていたのでおそらく大丈夫だろうと思いつつも、最後は自己責任となるようです笑。
最後にインフィニティの販売元に聞いてみました。
販売元M.T.C.W.に聞いていみた
釣具用と明記されている以上、しっかりとした回答が返ってくるはずですよね。
自動車用が使えるか?という大変失礼な質問もぶっこみましたが、とても詳しく丁寧に教えて頂きました(ありがとうございました!)。
自動車用水性ガラスコーティンとの違い
同じ価格なら同成分で大容量のとてもお得な自動車用ガラスコーティング剤との違いはなんですか?
「ガラスコーティング剤と言っても全て同一成分ではありません(企業秘密)。自動車用に販売されているガラスコーティング剤の中には、場合によっては塗装を痛める成分(添加剤)が含まれているものもあります。」
「また、シリコンレジンは本来とても高価な原材料。どのような配合で、どれだけ入っているかが生産コストに直結するので容量が多くて同じ価格なら性能はインフィニティより劣っているはずです。」
釣具用に独自開発
「当社で販売しているインフィニティは釣具専用に独自開発したものです。自動車用に比べたら容量が少なくとても高価ですが、品質には自信があります!」
安全性
過去に塗装を痛めたコーティング剤もあったそうですが、インフィニティは大丈夫ですか?
「もちろん大丈夫です。特に人にも環境にもリールにも優しい安全性を考え水性ベースで開発したので、ステラだろうと電動リールだろうと樹脂部や塗装面のコーティング面にガンガンお使い頂いてもまったく問題有りません!」
という回答でした。
たしかにアルコールやベンジンならいざしらず、水性で痛めるコーティングがあるはずありませんよね(水回りで使う道具が水性で痛むって…笑)。
という事で、インフィニティは多少高価でも
という結論に至りました♬
使い方
最後に具体的な使い方です。
基本的には水性で有機溶剤やコンパウンドは入っていませんので、まずは汚れを綺麗に落とす事が肝心です。
冒頭にもありますが、水性なので汚れを落としたり大きな傷を補修する効果はゼロなので、塗装を痛めないような方法で優しく水洗いから始めます。
水で良く洗う
ギアウェーブで販売元M.T.C.W.さんの紹介動画を観ましたが、番組進行上汚れたリールに直接インフィニティを噴霧しておりました。
しかし、それだと汚れも一緒に塗り伸ばしてしまうので、通常は出来る限り水で綺麗に汚れを洗い流して乾燥させてからコーティングする事をオススメ致します。
ただし、アルコールやベンジンなどの使用はメーカー推奨されていません。濃度や擦り方で塗装を痛める危険があるのでご注意下さい。
また、あくまで冷水で水洗いが基本です。
リールを温水で洗ってしまうと、グリスやオイルが落ちやすくなるので絶対にNGです。
安心なのは徹底的な水洗いです!
乾かしてから施工
汚れを水洗いした後は、水分を完全に拭き取ってから乾燥させます。
多少水分が残っていても害はありませんが、水性ガラスコーティング剤の有効成分が薄くなってしまいます。
しっかりとコーティングするには、乾いた状態からの施工が大切です。
半湿式・湿式
自動車用のガラスコーティング剤を使った事がある方ならご存知だと思いますが、ガラスコーティング剤には乾式・湿式・半湿式で施工する事があります。
自動車のような広い面積に均等に塗り込む場合、湿式がムラになり難くいので軽いコーティングなら半湿式や湿式が失敗が少ないので多く流通していると思います。
インフィニティは水溶性なので、濡れた状態でも施工出来ない事はありませんが、施工しやすくなる反面、成分が薄くなります。
車などの広範囲に施工する場合は半湿式でもかまいませんが、リールなど細かな部分に施工するならメーカーさん曰く乾式が基本だそうです。
ノートパソコンの画面くらいの広さなら、乾式でもムラにはならないのでそれ以下の面積に塗り込む場合は「乾式」でOKです。
綺麗なマイクロファイバークロスで塗り込む
汚れを塗り伸ばす事のないよう、毎回綺麗なマイクロファイバークロスで樹脂・塗装面にムラなく塗り込みます。
リールや竿など、平面部分が広くなければムラになる心配もないので、2、3プッシュして少し多めに塗り込むと塗り残しが無く綺麗に仕上がります。
60mlでリール60台分とありますので、ワンプッシュが何ml出ているかわかりませんが、塗り残しがあるとカッコ悪いのでガッチリ使いましょう。
乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る
水分を拭き取り乾燥する事で、ガラスコーティングが強固な撥水性を発揮します。
それまで水性だったのに、今度は水を弾くようになるのです。
拭き取る際にはテッシュペーパーなどの粗い繊維をでゴシゴシ擦ると、テッシュに吸着したほこりや塵が小キズの原因になる事も…。
出来れば付属のマイクロファイバークロスとは別に、乾いたマイクロファイバークロスを用意して拭き取る事をおすすめします。
100円ショップなどで販売されているモノでも、テッシュペーパーで拭くよりはマシですから。
「みらどり」は過去に自動車用ガラスコーティング剤に付属していた、超高価な超極細繊維クロス(マイクロファイバークロス)を使用しています♬
水性ガラスコーティング剤の保存期間
コーティング剤としての主原料であるシリコンレジンと、溶剤(溶媒)である「水」との親和性を持たせるため、エマルジョン(乳化)させています。
インフィニティの裏書きには使用期限は明記されていませんが、一般的にはエマルジョンは時間経過とともに変化するので1年を目安に使い切る方が良いようです。
一本でリール60台分が施工可能で、180日効果が持続するとしたら…使いきれません笑。
スマホやタブレット、PCなどの家電にじゃぶじゃぶ使うと1年で使い切れる…カモ。
ただし、2019年に発売されてから3年ほど使っておりますが…「みらどり」的には大丈夫そうです♬。
あくまで目安なので、自己判断でご使用下さい笑。
使用上の注意
日本製で安心・安全な水性ガラスコーティング剤「インフィニティ」ですが、注意する点もございます。
コーティングを溶かしたり、削り取ったりする事はありませんが、使い方を誤るとムラが発生し拭き取りが困難になりますのでご注意下さい。
●シミになるので衣類に付着しないよう注意
●炎天下で樹脂・塗装面等が熱い状態の使用は避ける(色ムラの原因)
●塗り込んだままで放置しない(すぐに拭き取る)
●施工完了後約1時間程は、水分やほこりが付着しないようにする
無限の煌めきを手に入れろ!
22ステラ第四のインフィニティ…MTCW インフィニティ ガラスコーティング剤のご紹介でした♪
最大のポイントは、汚れが付着する前にガラスコートで予防する事!
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ