※寄付した3万円は、自己負担金2000円を差し引いた2.8万円が住民税から控除されますが、楽天ポイントで3000円以上バックされました。
はじめに
表題のグラフは、2022年7月29日に総務省より発表された「ふるさと納税に関する現況調査結果」です。
控除を受けた人の数は令和4年に740万人と右肩上がり伸びているのが分かると思います。
さらに、住民税控除額は実に5672億円となりました(所得税からも控除されているので、実際はもっと多くの寄付があると思います)。
返礼品3割ルール(寄付額に対して調達額で3割までの返礼品)があるとして、市場価格に換算すると平均して寄付額の50%、約2800億円も得をしている事になります。
ふるさと納税を行った740万人で割ると、一人あたり平均して37000円分の返礼品を受け取っていると予測されます♪
88%の人が損してる理由
令和3年のふるさと納税の控除適用者数は564万人。
総務省の令和3年度市町村民税等の納税義務者等に関する調(調査表第1表)では、個人住民税の個人均等割納税義務者は約6400万人なので、約12%しかふるさと納税を行っていません。
つまり、残り約88%の納税義務者はふるさと納税を利用していないという事になります。
本来納税すべきお金を、寄付に振り替えるだけで上限額まで全額控除。
自己負担金2000円だけで、無料で返礼品が貰えるふるさと納税♪
確定申告は面倒ですが、後述するワンストップ特例申請を利用出来る方なら、
…と思います♬
この記事を読んでいるあなたは…12%の得してる人?88%の損してる人?
楽天ふるさと納税体験記
この記事は、年末調整しかやらないサラリーマン「みらどり」が、実際に行った楽天ふるさと納税の体験記となります。
自営業の方や、サラリーマン(給与所得者)でも確定申告が必要な方※の参考にはなりませんので予めご了承下さいませ。
※給与年収が2,000万円を超える人、副業収入が合計額20万円を超える人や、医療費控除(家族全員の医療費が年間10万以上)や雑損控除(災害や盗難にあった)など確定申告をした方が得な人。
サラリーマンで確定申告の必要が無く、マイナンバーカードとそれを読み込めるスマホ1台あれば準備は完了♪
「みらどり」の場合、3万円の寄付(ふるさと納税)をして、自己負担金2000円を引かれた(楽天ポイントで約3000円分戻りました)、28000円が来年の住民税から控除され(全額差し引かれる)、20000円相当のお米60kgを頂きました♪
つまり、実質無料で20000円分の返礼品を頂いた事になります!
高額納税者ほど控除上限額が上がり、返礼品も高額※になります。
※年収1000万なら、自己負担金2000円で約8万円相当の返礼品が貰える場合もあります💦。
気になる方はぜひ一度計算してみて下さい♪
楽天ふるさと納税がお得♪
また、ふるさと納税を扱うサイトは「楽天ふるさと納税」以外にも多数あります。
ふるなび・ふるさとチョイス・ふるさとプレミアム・さとふる・ふるさと本舗・ANAのふるさと納税・JALふるさと納税・au PAYふるさと納税などなど…。
それぞれ掲載自治体数やポイント還元率が異なるのですが、楽天ふるさと納税・ふるなび・ふるさとチョイス・さとふるの4つから選べば間違いないと思います。
楽天商圏の「みらどり」は楽天ふるさと納税一択ですが、掲載自治体数の数やポイント還元率の高さから一番人気なのも頷けます♪
確定申告はしたくない
ふるさと納税はやれば得しかない控除の1つですが、毎年会社で行う年末調整だけで済ませていると、どうしても確定申告に踏み切れません…。
…という方は、この記事に沿って行う確定申告不要、面倒な書類作成・コピー・切り貼り・郵送不要なオンラインによるワンストップ申請がおすすめです♪。
スマホ1つで簡単にふるさと納税を行う際の注意点はコチラ👇。
●会社員で年末調整を行っている
(自身で確定申告の必要がない)
●1年間に5自治体以内に寄付をする
●マイナンバーカードがある
●マイナンバーカードを読み取れるスマホがある
●楽天会員である
注意:オンライン申請については、一部サービス対象外の自治体があるそうです。
この条件を満たしていれば、
…という間にふるさと納税で、お得な返礼品を貰う事が可能です♪
住宅ローン控除があっても大丈夫
ちなみに、いままでふるさと納税をやらなかった理由の1つに、住宅ローン控除を受けていた事があげられます。
しかし良く調べてみたら、住宅ローン控除とふるさと納税は併用可能でした💦。
注意が必要なのは、確定申告を行う場合はどちらも所得税と住民税から控除されるので、住宅ローン控除の額が若干減ってしまうデメリットがあります。
そこで、住民税からのみ控除を行うふるさと納税のワンストップ申請を利用します。
住宅ローン控除は1年目のみ確定申告が必要ですが、2年目以降は年末調整で控除されるので、確定申告が不要となります。
確定申告をしなければ、ふるさと納税のワンストップ申請が可能なので、どちらの控除も最大限適用可能になるのです。
…と、本気で落ち込む今日このごろ笑。
うまい話にはウラがある?
2008年からスタートしたふるさと納税ですが、スタート当初は返礼品の無い寄付という名目で運営されている自治体もありました。
当初は人口の少ない地方自治体の税収を増やし、大都市との格差是正が目的だったので、文字通り「ふるさと」を応援するのが事のはじまりです。
自治体によっては寄付金集めの為、謝礼という形で優待券や特産品等の物品提供を行う所も出てきました。
さらに、2015年の制度改正で控除限度額が2倍になると各自治体による返礼品競争が激化!
寄附金額の100%(市場価格)以上の返礼品を贈る自治体も表れ、まさに地方自治体の寄付金争奪戦。
寄付をする側にとっては、なんのウラも無くお得に特産品を貰う事が出来る良い時代だったそうです♪
返礼品3割ルール
そこで総務省は2019年6月、寄附金額に対する返礼品金額の割合を上限3割※に改正しました。
※3割までとは調達額(仕入れ原価)計算の為、30,000円の寄附金に対しオンラインサイトで1,5000円で販売されているものが返礼品であっても、調達額(仕入れ値)が9,000円以下であれば問題ありません。
それでも2000円の自己負担で、寄付した金額相当の税金が控除(差し引かれる)のですから、無料で返礼品が貰える事にかわりありません。
実際、現在でも各自治体の返礼品競争は続いており、裏ワザを使用した返礼率100%超えの高還元返礼品なるモノが存在します。
各自治体のウラ話
…というのは、国からの補助金を利用して返礼品の調達額はそのままで、市場価格を2倍にまで引き上げた例です。
かなりのグレーゾーンですが、今でも
寄付金を集めたい各自治体にウラはあっても、消費者にとってはうまい話にウラが無いのが「ふるさと納税」という事です♪
2022年にはじめてうまい話(ふるさと納税)に乗った「みらどり」は、7年間損していた事になりますね💦。
超簡単なふるさと納税5ステップ
確定申告の必要が無い、ふるさと納税ワンストップ申請の条件は前述した通りです。
あとは次の5ステップで、面倒な書類の提出もなく処理が完了致します♪
②控除額上限を調べる
③楽天市場で返礼品を選ぶ
④ワンストップ申請(確定申告不要)
⑤オンライン申請でさらに便利に
楽天ふるさと納税のサイトでは、
①調べる(自分の限度額を知る)
②寄付する(返礼品を選ぶ)
③手続きする(控除の申請)
…とありますが、もう少し丁寧に5つのステップに分けてご説明致します。
①源泉徴収票を用意する
会社によって異なりますが、一般的には11月に年末調整の書類を提出し、12月給与※に年末調整結果を反映するというのが多いのではないでしょうか。
※1月給与で年末調整をする会社もありますが、1月31日期限なので余裕をもって12月が多い。
源泉徴収票は年末調整の後に発行されるので、概ね12月分の給与明細とともに受け取るのが一般的なようです。
ふるさと納税の控除上限額(寄付上限度額)は、あくまで前年の年収から予測して算出します。
各種控除の心配がない、確定申告が不要な方の場合はおおよその目安が前年の年収(手取りではなく、支払い金額)を入れるとわかります。
前年の年収を上回る場合は問題ありませんが、業績悪化で大幅に年収が減る場合にはふるさと納税の限度額も下がり、税金から控除しきれない可能性が出てきます。
本来は自治体への寄付なので寄付金に限度額はありませんが、住民税から控除されないと返礼品を頂いてもマイナスになる可能性があるのでご注意下さい。
ふるさと納税を行う年の年収を、手元にある前年の源泉徴収票から予測するのがステップ①となります。
②控除額上限を調べる
源泉徴収票が手元にあれば、各ふるさと納税サイトにある控除上限額シュミレーターでいくらまで寄付できるかを調べます。
色々なシュミレーターで入力してみましたが、あくまで目安なので結果にはかなりの開きがありました…。
上の画像は楽天ふるさと納税のシュミレーターですが、限度額が少し高めに数字が出るようです。
ふるさとパレットでシュミレーション
年末調整しかやらないサラリーマンなら、源泉徴収票を見ながら数字を入力するふるさとパレットさんの詳細シュミレーターが使いやすいと思います。
寄付上限の目安も、決して多めには出ないので良心的と言えます(どのサイトもなるべく高い寄付をしてもらったほうが手数料で利益が出ますからね)♪
画像では見難いですが、実際の源泉徴収票と照らし合わせ緑色の箇所に数字を打ち込むだけです。
…ビビりな「みらどり」は、この数字よりさらに少なめに寄付をするので間違いはありません笑♪
この数字が出たらステップ②は完了です。
③楽天市場で返礼品を選ぶ
いよいよお楽しみの返礼品選び♪
本来なら、応援したい・寄付をしたい自治体を選ぶのがスジですが、楽天市場でお買い物をするようにお好きな返礼品を選ぶのがイマドキのふるさと納税です笑。
還元率100%を超えるお得な返礼品から選ぶも良し、普段は絶対手が出ない贅沢な返礼品を選ぶも良し♪
掲載自治体数1500以上ある楽天ふるさと納税なら、あなたの欲しいモノがきっと見つかるハズ!
返礼品の現金化
ちなみに堅実派の「みらどり」…贅沢に慣れていないので、日常生活でかならず消費するお米60kgを選びました。
これで約4ヶ月はお米を買わなくて済むので、その分のお米代が浮く事になります。
つまり、支出するはずだったお金が残る→返礼品を現金化をしたのと同義ですね♬
浮いたお金で返礼品には掲載されていない、
…を選ぶことも可能です♪
欲しいものが決まったら、ステップ③は終了です♪
「みらどり」は、この返礼品選びに一番時間がかかりました。
(´>∀<`)ゝ
ワンストップ特例申請書
ちなみに、各自治体によって注文するさいの画面は異なりますが、選択する項目がある場合は必ず「希望する」にチェックを入れてください。
取引画面は、通常の楽天市場のお買い物と同じですが、あくまでふるさと納税の寄付となります。
細かな注意事項が記載されておりますので、良くご確認の上ご注文を確定してください。
返礼品の納期など、半年以上先の場合もございますのでご注意下さい。
④ワンストップ申請(確定申告不要)
無事返礼品を選んだら、あとは各自治体から届く、
…を待つだけです。
返礼品は先になっても、自治体からの書類は1週間前後で届きました。
オンラインで申請しない場合は、「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」に必要事項を記入し、マイナンバーカードをコピーして送り返して完了です。
ふるさと納税の期間
ふるさと納税は、1月1日〜12月31日の1年間で寄付した金額に対して行われます。
ワンストップ申請の場合、翌年の1月10日までに上記ワンストップ申請書が各自治体に届く必要があります。
その後、寄付を行った翌年の6月から翌々年の5月までの1年間住民税の控除が行われます(寄付上限額まで差し引かれる)。
寄付は先払いで控除は1年間少しづつ続く事になりますが、還元率から考えたらやらないと損ですね♪
年末の12月に駆け込みで寄付を行い、1月10日までに申請書を送付すれば、返礼品が翌年になっても問題はないのでご安心下さい。
注意点
繰り返しになりますが、ワンストップ申請が出来るのは自身で確定申告をしない年です。
また数回に分けて寄付をする場合、5自治体以内に限り自己負担金2000円でワンストップ申請が行えます。
もちろん、6自治体以上に寄付をした場合は翌年の2月〜3月に確定申告を行えば問題ありません。
ただしその場合は翌年の4月〜5月に所得税で還付され、残りがワンストップ同様住民税から控除される事になります。
住宅控除などを受けている場合には、特に注意が必要です。
とりあえず、各自治体からワンストップ申請書が届いたら、1月10日必着で送り返すだけでステップ④のワンストップ申請は完了します。
⑤オンライン申請でさらに便利に
最後のステップは、ワンストップ申請のやり方の問題です。
マイナンバーカードとそれを読み込めるスマホがあれば、面倒な書類作成を一切しなくて済むオンライン申請。
楽天ふるさと納税では、各自治体の行っているオンライン申請に任せておりますが、多くの自治体で出来るようになりました。
【楽天ふるさと納税】ワンストップ申請オンラインサービス対象自治体一覧
寄付する自治体が決まったら、一度こちらの画面でオンライン申請が出来るかご確認下さい。
オンライン申請のやり方
マイナンバーカードとそれを読み込めるスマホ(マイナポータルアプリ)があれば、簡単にワンストップ申請が行えます。
自治体が返礼品を発送したタイミングで、「自治体マイページ」にログインするとほぼ入力無し(楽天市場で注文した際の個人情報が転記されているのでしょうか?)で簡潔にオンライン申請が完了します♪
ただし、マイナンバーカードの暗証番号の「数字4桁」と、署名用電子証明暗証番号「英大文字・数字6〜8桁」を忘れて、一定回数以上連続して入力を間違えると再設定が必要になるのでご注意下さい!
それさえ出来れば、申請は即時完了するのでまさに楽ちんポン♪
マイナポイント第二弾で、マイナンバーカードを散々読み込ませた「みらどり」は数分で完了致しました。
最後のワンストップ申請が、
…という間だったので、今までやらなかった事をさらに後悔した「みらどり」でした💦。
オンラインワンストップ申請は、コチラの「自治体マイページ」にてご確認下さい。
控除額の確認方法
最後に、ちゃんとワンストップ申請で控除されているかのチェック方法です。
確定申告を行わないワンストップ申請の場合、住民税からのみ控除されます。
つまり1月〜12月にふるさと納税を行い、翌年1月10日までに申請が完了した場合、サラリーマンだと翌年5月〜6月ごろに受け取る「住民税決定通知書」に記載されています。
自治体によっては欄外の摘要欄に「寄付金税額控除額」と記載されている場合もありますが、一般的には、
税額→市町村→「税額控除⑤」
税額→道府県→「税額控除⑤」
の、2つの税額控除を足した金額から約2500円を引いたモノが、ふるさと納税で寄付(楽天で購入)した額-2000円(自己負担金)であればOKです♪
【改悪】2023年10月からの新制度
簡単に言うと、「募集適正基準の改正」に関連したモノで、
- 寄附金額が1000円前後上がる
- 同じ寄附額の返礼品の量が以前より減る
- ワンストップ特例申請書の送料が利用者負担になる
…というモノです。
減額の具体例
ちなみに、物価上昇の影響も多分にありますが、
2022年11月にみらどりが楽天市場で寄付(購入)したのが3万円分で45kgの玄米をゲット。
2023年11月に同様の玄米を注文しようとした所、楽天市場での寄付(購入)が3.7万円分で42kgの玄米を返礼品で頂けました。
年収が上がったわけではないので、寄付額3.7万円は足が出るかもしれませんが…100%損はしないので問題ありません♫
新制度でもやり方は変わらないので、ぜひポチポチスマホで節税をしてみてはいかがでしょうか?
ふるさと納税いつやるの?щ(゚д゚щ)今でしょ!
真面目に働いてちゃんと納税している以上、お得な制度を利用して貰えるモノは貰っておきましょう♪
年末調整しかやっていない会社員の方、少しでも興味のある方がこの記事を読んで、
…と微笑み、数万円の返礼品を受け取って、笑顔になって頂けたら幸いです♪
ふるさと納税は1月1日から12月31日までです。
ぜひ一度チェックしてみて下さいね♬
楽天市場で簡単ふるさと納税【まとめ】
- ふるさとパレット公式HP 寄付上限額シミュレーション(源泉徴収票を見ながら計算する)でご自身のおおよその寄付上限を調べる。
- 楽天市場公式HP 楽天ふるさと納税キャンペーンサイトでエントリー後、楽天市場で【ふるさと納税】と記載のある商品(返礼品)を購入する(オンラインストップ申請可能な自治体か確認)。
- 返礼品が発送されたメールを受け取ったら、「自治体マイページ」にてオンラインストップ申請を行う(書類提出・確定申告不要)。
以上3ステップにて簡単にふるさと納税が楽しめます♪
事前に準備するモノは、
- 前年の源泉徴収票(寄付上限を予測する為)
- マイナンバーカードを読み取れるスマホ(NFC・Felica対応)と、マイナポータルアプリ
以上2点のみ!
2000円の手数料として引かれるだけで、残りの寄付した(支払った)金額は住民税から控除されるので、実質2000円で返礼品がタダで頂ける事になります♫
サラリーマンで、確定申告が必要ないのに【ふるさと納税】を利用したことないあなた…
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ