【必読】釣竿の持ち方から、ビギナーズラックの真実を解明する

竿の握り方

全ての釣りに共通する正しい釣竿の持ち方は「強く握らない事」

みらどり
釣りの世界には、絶対にビギナーズラックがあると思いませんか?
わんだまん
あ、それ「釣りあるある」だよね!
釣りが初めての彼女に教えながら釣りしてたら、彼女に先に大物釣られちゃってすごく焦った事ある~。
みらどり
「みらどり」も、初めて挑戦する「鮎釣り」に行った時、午前中は会社の先輩に教えてもらいながら釣りをしました。結果的に「みらどり」12匹、先輩3匹という釣果で、帰りの車内がものすごく気まずかったのを覚えています。

もちろん、そのお陰?でアユ釣りにどっぷりハマったのは言うまでもありませんが、ビギナーズラックは偶然なのでしょうか?

結論からお答えすると、女性やビギナーほど釣りに集中しておらず、竿を適当に持っている=強く握っていない事が影響していると考えます。

釣りも人生も、適度なアソビが必要

エサ釣りもアユ釣りも、ルアーフィッシング全般も、全ての釣竿の持ち方の基本は強く握らず、軽く乗せるように支える事。

糸を通して魚と人が繋がる瞬間、ガッチリと釣竿を握っていると、魚が違和感を感じてエサやルアーを吐き出すまでの時間が早まります。

また、俗にいう「弾かれる」という現象が起こる為、アタリがあるのに乗らない、釣れないというジレンマに見舞われます。

およそ水中で生活している魚の捕食方法は、水と一緒にエサやルアーを口に入れようとしますが、糸がガチガチに張っているとうまく吸い込めません。

あと少し口の中に入っていれば、しっかりとフッキング出来たかもしれないのですが、大抵は「ん?」という違和感だけで終わります。

また、うまく吸い込めなかった事により口周りに針が浅掛かりした事により、ブルっと簡単に外れたりします。

適度なアソビがあれば、弾かれずに口の中へエサやルアーが入ります。

いわゆるショートバイトが多発するのは、釣竿の持ち方が原因である事がほとんどです。

ビギナーほど釣竿を適当に持っている

過去に私が一緒に釣行したビギナーの方の釣竿の持ち方を見ていて確信したのは、竿がフラフラと動いており、糸が全然張っていないという事。

釣りが上手くなってくると、魚のアタリを真剣に感じようと「糸は張り気味」にするのですが、ビギナーはそんな事知った事ではありません。

名人、達人、太公望は、張らず緩めずの極意を体得しているのですが、ビギナーは絶えず糸が緩みっぱなしなので、アタリを感じる事なく魚が掛かっています。

  • 沢山釣ろうと思えば、糸を張り魚のアタリをより多く感じる必要があります。
  • しかし、糸を張りすぎると魚に違和感を与え、前述のように弾かれてしまいます。
  • ビギナーは、沢山釣ろうとは思わない為、適度なアソビで魚が違和感なく「釣れて」しまう

名人、達人のように、本当に上手い人と比べると釣果は落ちますが、ビギナーズラックはこうして「釣竿を適当に持つ事」で起こるのだと推測できます。

釣竿を軽く持つと感度も上がります

絶対的振動特性という物理学から、釣竿の持ち方ひとつで竿の感度が劇的に上がります。

また、釣竿を手の平に乗せるように持つ事で、アタリの圧力変化を感じやすくなる為、感度が上がるとも言えます。

感度を表す振動特性は
柔らかいより硬い方が振動は伝わりやすい。
重いより軽い方が振動は伝わりやすい。
長いより短い方が振動は伝わりやすい。
振動の伝達は、竿の感度と言えるので、全ての釣り竿に当てはまる特性である。

アユ釣りの名手である小澤 剛氏は、9mで200g弱の30万円もする高価な鮎竿を、釣りの最中「ポロっ」と手から落とす事が何度もあるそうです。

それほど、釣竿を軽く乗せているのですが、これを強く握り込んでしまうと、自分の体重60kgが竿の重さ=振動特性になるので、5万円300gの安価な鮎竿と感度が同じになります。

安価な重くてテロンテロンの鮎竿は、強く握らなければ操作出来ない為、必然的に感度や操作性で圧倒的に上位機種の竿に劣ります。

しかし、せっかく4~6倍の高価な鮎竿を購入しても、強く握り込んでは本末転倒、軽さによる感度・操作性を感じる事は無いでしょう。

ルアーフィッシングでも、せっかく高価な軽いリールと、軽くて張りのある感度の良い竿を買っても、リトリーブ時の釣竿の持ち方ひとつで宝の持ち腐れになります。

釣竿を軽く持つと、自然と張らず緩めずの極意を体感出来る

最近のタックルは、一昔前と比べると少しの予算で軽くて品質の良いモノが手に入ります。

そんな優れた竿やリールを手に入れたら、ぜひとも軽くソフトに持って(乗せて)みて下さい。

ある程度釣りの経験がある方なら、それだけで張らず緩めずの釣りの極意の入り口に立てます。

イメージするのは、竿を落とすくらいビギナーのような適当?な持ち方が最高です。

もちろん、ある程度軽い釣竿やリールでないと、どんなに軽く握っても道具の重さで感度は損なわれます。

あまり安価な道具では上達のスピードは遅くなるので、中級クラス以上の釣竿をオススメ致します。

初めてのアユ釣りで、「みらどり」が奮発して買った8万円の竿で釣りをした後、先輩の30万円の竿を借りた時の衝撃は今でも忘れられません。

「ずりー!こんなに感度が違うと、同じアユ釣りをしているとは思えない!」

と、文句を言いつつ「ビギナーズラック」で釣り勝ってしまうのですが…。

翌年、30万円の竿を買ったことは言うまでもありません(笑)

魚が掛かった後の釣竿の握り方

ただし、魚が掛った後の釣竿の握り方は、力強く握る事で、タックルに自分の体重を乗せてトルクを出す必要があります。

魚が掛かっても、軽く握っているといつまでたっても魚が寄ってきませんので注意が必要です。

このあたりは、ベテランの方の竿捌きを見習うしかありませんが、なるべく疲れにくい態勢で釣竿を強く握り「体の近くで固定する」イメージです。

のべ竿の場合は、無理に竿を絞って寄せようとすると、魚は暴れてバラシたり、ラインブレイクに繋がります。

竿の角度を必要以上に鋭角にならないように持っているだけで、自然と魚は寄ってきますので、落ち着いて楽しんでください。

また、リール竿の場合はオフショアの青物などのような大物でもない限りポンピングは不要です。

ドラグを緩めに調整し、竿の角度は45度で糸が出てもリールを巻き続ける事がバラさない秘訣です。

魚が首を振ったり、水中で反転した際に糸が緩むことがバラシに繋がるので、常に糸を張り続ける事を意識します。

TVやユーチューブの動画で、派手に竿を左右に振り回したり、リールを巻くのを止めて魚の引きに耐えるシーンは演出です。

絶対にバラシたくないシチュエーションでは、「竿の角度は一定で、ドラグ緩めてリールを巻き続ける」これに尽きます。

釣竿の持ち方【まとめ】

竿の握り方
みらどり
ビギナーから中級者まで、正しい釣竿の持ち方はいかがでしたか?
意識して乗せるように軽く持つ事で、確実に釣果UPすると自負しております。

昔から、頑張り過ぎると魚が釣れない・・・という経験を何度も味わいました。真剣に、釣ろう釣ろうと思えば思うほどアタリが遠のく。

やっとアタリがあっても、ブルっと弾かれてその日はそれっきり・・・。

思い返しただけでも涙が出てきます。

鮎の友釣りを始めてから「釣竿を軽く持つと良く掛かる」という事を学び、ルアーフィッシング全般や、船釣り、堤防釣り、投げ釣りと様々なジャンルで試してみました。

結果的に、ウキ釣り以外は好釣果に恵まれるようになり、自称太公望を名乗るに至ります(笑)

もちろん、ウキ釣りにおいても釣竿を軽く持つ事で、ウキが沈んだ瞬間に素早く対応できるようになったと思います。

ネットで検索すると沢山出てくる、教科書にあるような「釣竿の持ち方」のご紹介でありませんが、一歩踏み込んだ「釣果UPに繋がる釣竿の持ち方」のご紹介でした。

次回釣行時にぜひお試し下さい。きっと「感度」と「釣果」の違いをご体感頂けると自負しております!

竿の重心を意識する

ちなみに釣り竿を強く握らないためには、竿を伸ばした時やリールをセットした時の竿の重心を持つ(乗せる)事により感度は最大になります。

モーメントという言葉を聞いた事がある方もいらっしゃると思いますが、ほとんどのタックルは実際に竿を握るところより重心が先にあるはずです。

この重心のズレをあえて竿尻にオモリを入れてグリップ位置に習性する方法や、竿を持つ(乗せる)場所を前に移して重心に近づける事で竿を保持する無駄な力を抜いて感度を上げる事が出来ます。

詳しい記事はこちらをご参照下さい👇

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