すると、キャストもろくに出来ない「こみらどり」が思わぬ入れ掛かりを演じてくれ、改めてその実力を再確認したのでご報告致します。
わんだまん(´>∀<`)ゝ
子供に釣りを教えるなら
お子様に釣りを教えようと思ったら、まずは釣らせる事が最優先!
という事で今回は「みらどり」が絶大な信頼を寄せている管理釣り場の3種の神器。
「トルネード」「Xスティック」「ぐるぐるX」を駆使して小学生の「こみらどり」に釣りの実技指導をしてきました。
その結果、最初の30分はろくにキャストも出来ない「こみらどり」(半年ぶりだから忘れた…と言い訳してました笑)でも連続ヒットなる入れ掛かりも堪能♪
オートマチックにフッキング出来るグラスソリッド、見えるけど見えない道糸、スムーズな回転とドラグ性能を持ち合わせたリール、そして反則ギリギリのお助けルアーの威力を目の当たりにしました!
釣りの上手な方が使えば釣れて当たり前の反則系ルアーですが、キャストもままならない小学生でも連続ヒットするほどの実釣力を持つ爆釣ルアー。
もし、お子様に釣りを教えようとお考えなら、管理釣り場のレギュレーションの範囲内で可能な限り「釣れるルアー」を揃えてあげて下さい。
「みらどり」のようなおっさんが使っていると「冷ややかな目」で見られる事もありますが💦、子供が使う分には問題ナッシング!
「釣りは釣れなきゃつまらない」
ぜひ釣りの楽しさを教えて上げてください♪
付き添いOK
ちなみに今回お邪魔した「朝霞ガーデン」さんは、子供だけの入漁券で親の付き添い入場は【無料】というとても良心的なエリアです。
管理釣り場とはいえ危険が伴うため「釣りの補助」や、「付き添い禁止」のエリアが多い中とても好感の持てるエリアだと思います。
ただし、HPやパンフレットに明記がないのであらかじめ電話や受付時に確認が必要だと思います。
今回は釣行前日に
「子供に釣りを教えたいのですが、子供だけの入漁券で同伴して釣りを教えていいですか?」
と問い合わせた所、快く承諾して下さいました。
確認の為に当日受付でその旨をお話すると、一人分の入漁券で子供に釣りを教えることが出来ました。
正直、2人分の入漁券を購入すると「自分の釣り」に熱中して子供の補助が疎かになる自信があるので…。
本当に感謝しています(*・ω・)*_ _)ペコリ。
魚影は抜群(放流に救われる事も)
特にHPに放流予定は明記されておりませんでしたが、放流が無くても池が狭い事もあり魚の密度は高いと感じます。
その代わり、都心から近い人気のエリアだけに人も多くプレッシャーも高めです。
管釣りの東大と言われるほど偏差値高めの難しい管理釣り場でもあります。
トーナメントを意識した上級者はさすがにスプーン一本でバシバシ釣りますが、下手の横好き「みらどり」にはスプーンではツ抜け(10匹〜)も難しい難関エリア。
ぜひ後述の「反則系ルアー」を持参し、お子様に釣りの楽しさを教えてあげて欲しいと思います。
もちろん釣り入門・初級者の「お助けルアー」としてお使い頂いてもレギュレーションでは禁止されておりません。
それぞれの釣りレベルや趣向性に合わせて、また沈黙しすぎて涙がこぼれそうな時に…。
釣れすぎてクセになり、禁断症状(副作用)が少々強めですケド笑。
狙いは朝一と閉園前の3時間
お子様連れで釣りに行くなら、開園時間からの3時間か、閉園間際の3時間前がオススメです。
集中力が続くのであれば、一日券で10時間以上修行しても良いのですが、釣れない1時間は子供とってはとても辛いと思います。
6時間でも後半2時間はだらけてしまう愚息「こみらどり」
釣れていれば集中力は途切れませんが、10時〜12時は魚の活性も一段落する悶絶タイム。
そんな時間は中・上級者にまかせて、ルアー慣れする前の開園3時間と、人のまばらになる閉園3時間前から釣りをするのがオススメです。
使用したタックル
では、実際に使用したタックルのご紹介です。
普段はステラやヴァンキッシュ、シマノのフラッグシップを好んで使っている旦那芸の「みらどり」ですが、息子とはいえソレを貸すことは出来ません!
そこで、釣り歴30年の「みらどり」が「こみらどり」にクリスマスプレゼントとして(みらどりが)サンタさんにお願いしたのが下記のタックルです♪
「こみらどり」は違うプレゼントが欲しかったと不満気味でしたが、釣り好きなサンタさんが決めた事なので致し方ありません笑。
竿:オートマチックに掛かるグラスロッド
カーボンロッドは軽くて感度は良いのですが、お茶碗のような焼き物です。数百種類ある炭素繊維のシートを巻いて少量の樹脂を熱で固めたモノ。
引張強度は24トン以下の低弾性カーボンから、60トン以上の超高弾性カーボンまで様々です。
(トン数とは、1mm✕1mmのカーボンシートを2mm✕2mmの面積に引き伸ばす時の力の単位)
当然、高弾性カーボンの方が感度が良いのですが、とても高価で衝撃に弱くなり素材特性上非常に脆くなります。
感度が良い分、魚がルアーにバイトした瞬間「魚も違和感を感じ」て弾かれやすくなります(ショートバイト)。
逆にグラスロッドは、安くて低反発で丈夫。重く感度は期待出来ませんが、その素材自体の柔らかさが魚にとって違和感を感じ難くなり気がついた時には掛かかる事が起こります。
中・上級者には水中の「情報量」が少なくなり、物足りないロッドですが、瞬間的にアワセを決められないお子様や入門・初級者には最適な素材となります。
詳しくは下記「みらどりの検証記事」でご確認下さい👇
リール:スムーズに回転しドラグ性能の良いシマノ製
リールはご予算に合わせて決めれば良いと思いますが、「みらどり」は2022年現在【コスパ最強】と自負するシマノの21ナスキーC2000Sを選びました。
今まで息子には1995ステラ1000DHを使わせておりましたが、せっかくサンタさんが来てくれるので…笑。ついでに大蔵大臣にお願いしてみました。
特に管理釣り場の場合、堤防のサビキ釣りやちょい投げ釣りと異なり細い糸を使用する必要があるので、ドラグ性能の良いモデルを選ぶ必要があります。
お子様が一生懸命釣りをして、せっかく掛かった思い出の魚をラインブレイク(糸切れ)で逃してしまう事がないように…ドラグは緩めでお使い下さい。
「同じ予算で選ぶなら、リールはシマノ!」
いや、「みらどり」の独断と偏見ですが、その理由は下記「21ナスキー詳細記事」にてご確認下さい👇
ライン:人に見えて魚に見えない?リーダー付きナイロン
管理釣り場の道糸には、PE、エステル、フロロカーボン、ナイロンと実に色々な素材があります。
中・上級者はPEやエステルを使う方が多いのですが、お子様や入門・初級者はリールへの糸馴染みの良い【ナイロン】ラインが最適です。
4種類の糸の中で、一番伸度が高く、感度が悪い糸です。
これはカーボンとグラスの素材特性同様、感度が悪い=魚も違和感を感じない=アワセなくても自然に掛かる事がある!に繋がります。
さらに、「みらどり」が巻いた道糸は下の魚からは見え難いリーダー付きの3lb(0.6号)です。
トラブルを最小限にするため、4lb(1号)100mの糸巻き量の21ナスキーC2000Sに、3lb(0.6号)を100m巻いて使わせました。
少なめに巻くことで飛距離は若干落ちますが、フェザリングの出来ないお子様の糸落ちなどのライントラブルを減らす事が可能です。
詳しくは下記「解説記事はこちら」でご確認下さい♪
ルアー:入門・初級者必携の必釣お助けルアー
実際魚を掛けるのは「ルアー」です!
どんなに竿やリールが素晴らしくても、「魚の口」に近い所にある道具の重要度が高いのはエサ釣りもルアー釣りも変わりません。
エサ釣りなら「エサ>針>ハリス>オモリ>道糸>竿>リール>釣り人の腕」
ルアーなら「ルアー>針>リーダー>道糸>竿>リール>釣り人の腕」
ではないでしょうか?
誰が使っても高確率で魚が釣れる「実釣力の高いルアー」が存在します。
逆に、情けない話ですが「中・上級者が使えば爆釣するルアー」で「みらどり」は爆釣した経験がございません💦。
釣りは趣味の世界ですので、何が正しくて何が間違っているのかは人それぞれ。
「みらどり」的には
なので、100匹釣る事は望みませんが、程よく釣る為のルアー選びをしています♪
今回十数種類のルアーをローテーションさせて、実際に「こみらどり」がニジマスを釣ったのが下記ルアーです。
Xステックスリムミニと、セニョールトルネード(ノーマル)のみ。
カラーはそれぞれ5色以上ローテーションさせましたので、移動出来ない場合は最低でも3本、3時間以上釣りをするなら5色は欲しい所ですね♪
カラーローテーションについての記事はこちらをご参照下さい👇
ルアーカラーは色彩より明暗が重要である みらどり ルアーのカラーはとても種類が多く、天候や潮色、魚の活性やカラーローテーションが必要な事は間違いありません。 ちきちき わたしは、見た目がキレイなカラーばかり揃えてしまいま[…]
実技教習
という事でいざ実釣!!
12月の大寒波が到来する予報だったので、朝の3時間(早朝マイナス3度)ではなく閉園に向けた3時間を選択。
14時からスタートし、閉園の17時まで釣りをしました。
14時スタート時には1号池にはすでに10人以上が釣りをしています。
邪魔にならないように住宅地側に釣り座を構えてスタートフィッシング♪
今回は付き添いで釣りが出来ないので、3時間みっちり「こみらどり」のサポートに徹するつもりでしたが…。
ルアーが前に飛ばない!!!
本人曰く
「久しぶりの釣りだから仕方がない…」
う〜ん…。
先が思いやられましが、ここからは時系列に沿ってレポートしましょう♪
14:55 ファーストヒット
釣り開始55分後にようやくヒット!
1年前に白河フォレストに釣りに行ってから、管理釣り場で釣りをしていない「こみらどり」。
2g前後の軽量ルアーがとにかく飛ばない…。まさに初心者!すったもんだしてキャスト方法を教え、ようやく池の半分ほどにルアーが届くようになって待望の1匹目は【Xスティックスリムミニ】でした♪
一部始終を見ていましたが、デッドスローで巻いている時にオートフッキング。アワセた様子はありません。
これがタックルの力か?!
15:04 2匹目は9分後
少しコツを掴んだのか、2匹目は9分後でした。
トルネードやクランク、マイクロスプーンを数投し「みらどり」が偏光で魚の反応を見ながらルアーローテーション。【Xスティックスリムミニ】に戻して2投目でした。
この一匹はよそ見をしていて、ドラグオンでヒットに気が付きました。
15:07 3匹目は3分後
ここで初の入れ掛かりを経験。3匹目も【Xスティックスリムミニ】。釣れている時はローテーションはしません。カラーローテーションをする前に連続ヒットでした。
この1匹も「アワセ」た様子はありません。デッドスローのただ巻きでヒット。これで完全にこのルアーに対する執着?が「こみらどり」に生まれた瞬間です笑。
15:26 4匹目は19分後
【Xステックスリムミニ】のNo8ライトグリーンに完全に魅せられた「こみらどり」。19分の間に、トルネードも含め10種類以上のルアーをローテーションしましたが、生意気にもすぐにXスティックスリムミニに戻せと要求してきます笑。
他のルアーでの巻きが雑なのが見て取れましたが、致し方ないのかもしれません…。
15:29 5匹目は3分後
ここでも2連チャン!釣れた後はルアーやカラーを交換しませんので、完全にハマっています!
Xスティックスリムミニの釣り方(リトリーブスピードや竿の角度)を体に刷り込んだようです。
ここまで全て「アタリ」から「アワセ」の動作を行っていません。ただ巻きから、重くなり、ドラグが出る…という感じでオートマチックに釣れています。デッドスローの感覚を覚えたとも言いますね。
16:13 6匹目は44分後
ここで2度目の悶絶タイム。完全に集中力が切れていますので、褒めて、おだてて、また褒めて…。大好きな【Xスティックスリムミニ】を何度も使いたがりますが、完全に沈黙。どんなに優秀なルアーでも、移動出来ない混雑時にはカラーローテーションではどうにもなりません。44分間で実に20以上のルアーを使い、ようやくヒットしたのが【セニョールトルネード】でした!
16:21 7匹目は8分後
釣れたルアーは連投OK。ただし、カラーは4色ローテーションさせています。そしてヒットしたのが限定カラーの「チョコバナナ」。ヒットカラーは天候や水色、魚の活性などで毎回異なります。引き出しが多いほうが勝つのは、どの世界でも共通ですね♪
16:23 8匹目は2分後
まさに入れ掛かりの【トルネード】。「みらどり」はスリムもローテーションしますが、「こみらどり」には1.7gのノーマルのほうが飛距離が出るので、遠くから魚を連れてきているように感じました。Xスティックスリムミニは0.6gなので、倍くらいの飛距離が出ます。
飛距離と水深(レンジ)。立ち位置が移動出来ない混雑時には、手前の浅場から攻め、中層、底を釣ってから、徐々に飛距離の出るルアーへとローテーションするのが定石ですね。
16:26 9匹目は3分後
本日2度目の入れ掛かり♪ルアーチェンジ無しで場所を移動してヒットした1匹です。ここまですべてただ巻き。隣で「こみらどり」の釣りを見ながら、リトリーブスピードに変化を付けるよう指示していました。得意の?!Xスティックスリムミニより早めに巻く事がポイントですが、どうしてもゆっくりになってしまいます。ルアーローテーションさせるとき、意識して注意しないといけないポイントですね。
16:44 10匹目は18分後
ラスト一匹は少し苦労した様子。釣れなくなると、過去の実績ルアーに執着するのは釣り人あるある。案の定「こみらどり」もXスティックスリムミニに執着するも、なんどローテーションしてもノーバイト。この時間になると1号池にはたった2人だけ。アピールの強いトルネードをぶら下げて、今まで釣りをしていなかった場所で10匹目を釣りストップフィッシング。
最初に1匹釣ってから2時間で10匹釣れたのは、ルアーの力だと実感し、客観的に釣りを観察できとても勉強になりました。
釣れた時刻(撮影した時間) | 釣れた間隔(分) | ヒットルアー(g) |
---|---|---|
14:00 | 0 | 実釣スタート |
14:55 | 55 | Xスティックスリムミニ0.6 |
15:04 | 9 | Xスティックスリムミニ0.6 |
15:07 | 3 | Xスティックスリムミニ0.6 |
15:26 | 19 | Xスティックスリムミニ0.6 |
15:29 | 3 | Xスティックスリムミニ0.6 |
16:13 | 44 | トルネード1.7 |
16:21 | 8 | トルネード1.7 |
16:23 | 2 | トルネード1.7 |
16:26 | 3 | トルネード1.7 |
16:44 | 18 | トルネード1.7 |
17:00 | 0 | 実釣終了 |
結果的には3時間で10匹でしたが、釣りに慣れて1匹目を釣ってからは2時間10匹。朝霞ガーデンで時速5匹は「みらどり」よりも優秀な結果となりました♪
途中なんどもタックルを取り上げ自分で釣りをしたくなりましたが、おそらく同じような結果になっていたと思います笑。
小学生の実釣レポート【まとめ】
特に、釣りの腕に関係なく「最適なタックル」であれば小学生でもちゃんと釣りを楽しむ事が出来るようです!
中・上級者が好むタックルと、お子様や入門・初級者に最適なタックルは異なります。
ルアー選びも、使い方が難しくテクニックの必要なルアーと、リトリーブスピードの調整だけで、ただ巻きでも魚がワラワラと競うように追いかけてくるルアーがあります。
毛付きルアーや、ワーム、ドロッパーなどはエリアのレギュレーションで禁止されておりますが、今回ご紹介した【Xスティックスリムミニ】や【セニョールトルネード】はまだ使えるエリア数多くあると思います。
お子様に釣りを教えるなら、この2アイテムは必須ルアーです!
今回は1匹も釣れませんでしたが、エリアによっては【ぐるぐるX】もただ巻きで魚に捕食スイッチを入れる管理釣り場3種の神器の1つです。
お子様の
「お父さん、釣れたよ!!」
という満面の笑顔が見れる事を願っています♪